[柏]ピメンテウコーチが日本人選手を絶賛「規律を重んじる」 / 柏担当　田中直希

ここでは、今日・明日発売のエルゴラッソ本紙に掲載しきれなかっ たトピックを、コメントを交えて紹介します。

　柏の鹿児島・指宿キャンプも12日目。残すはあと1日と なりました。まずは、鹿児島キャンプから合流しているピメンテウフィジカルコーチについてです。常に大きな声を出し、選手をのせることを意識されていて、シジマールGKコーチ並みにピッチ内で目立っています。そんなピメンテウコーチに14日の練習後に話を伺いました。


「アラブの方で短期間指導したことがありますが、それ以外では初 めての海外での指導です。ただ、ネルシーニョ監督のチームで、エドゥー(エドゥアルド前フィジカルコーチ)とともに指導した経験があり、ネルシーニョ監督のフィジカル練習のやり方については分かっています。そのやり方を継続させることで、スムーズにこのチームにも入れています。日本人選手は素晴らしいですね。練習にも真面目に取り組んでくれています。彼らはとても規律を重んじますし、自分で自分を追い込むことができます。チームメイトを大事にして、助け合う姿をよく見ます。練習で己に打ち勝っていくことができれば、試合でも勝ち点3を積み上げられるものです。その条件が、このチームには揃ってい ると思いますね」

　ピメンテウコーチも、柏での指導に手応えを感じているようでした。


　次は、村上選手です。指宿キャンプではセンターバックのポジショ ンで固定されています。


「パクさんがケガでいない間だからだと思いますが、CBで起用されています。せっかくのチャンスですし、ああやって主力組に出れたことは幸せなことと捉えて、試合ではプレーしました。CBを初めて1ヶ月くらいですが、良いプレーをして、結果を残す。そのことを考えていましたね。試合ではドゥー(近藤)

さんにカバーしてもらったりして、だいぶ助けてもらっています。この機会は、選手としての幅を広げるための良い機会だと捉えているし、みんなにもそう言われています。もちろん、サイドバックで出たい気持ちは当然あります。酒井がいきなりサイドバックで起用されたように、これからチャンスは与えられるはず。酒井とも、そういう(チャンスはくるという)話をしていたんです」

写真は、村上選手と酒井選手が練習後に海辺に出て、タコを探しに行く所です。見つかったかどうかは、知りませんが…。

話に出てきたパク選手ですが、負傷してしまい別メニューが続いています。ですが、試合に対する気持ちの強さで、再開初戦への出場を目指している様子でした。


最後に、増嶋選手です。本日の練習試合は、久しぶりに本職のセンターバックで出場予定。気合いが入っています。


「センターでのプレーは自信があるので、チャンスがあればできるところを監督に見せたい。自分のセンターでのプレーを見せる機会があまりなかったので」と話しています。


さらに、高校の同級生でもあるカレン・ロバート選手がコパ・アメリカに出場する可能性が出て来たことについて、


「それはびっくりですね。少し、海外に行くのが遅れたかなと思っていたけど、頑張っているみたいですね。自分としては、かつての仲間の活躍は本当に刺激になるんです」


と語ってくれました。増嶋選手についてはロングインタビューも収録してありますので、掲載日が決まり次第おしらせします。


今回はこれまで。では、本紙のレポートもお楽しみいただければと思います。