Practice Report 練習場レポート

[大分]守備陣に無理矢理絡んだ“ミスター・トリニータ”高松大樹のその後を誰も知らない

2015/7/30 17:22 0


 前節・群馬戦(明治安田J2第26節/2○0)で、クラブJ2通算500号目のメモリアルゴールを挙げた高松大樹。

 これまでにも01年のホームスタジアムこけら落とし弾や03年のクラブJ1初ゴール、07年のクラブJ1通算100ゴール、08年ナビスコカップ決勝のクラブ初タイトル弾、09年クラブ初の国際試合での先制弾と、記録に残るゴールを量産し、名実ともに“ミスター・トリニータ”として君臨している。

 その存在感たるや絶大なはずなのだが、これはある日、若狭大志と鈴木義宜のCBコンビが自主トレに励んでいたときのこと。豪快なクリアミスを山口貴弘に冷やかされた若狭が「じゃあお手本見せてくださいよ」と反撃すると、山口は「謝る」と即答。

 楽しげにジャレあう守備陣に、高松が無理矢理絡んでいった。

「オレが手本見せてやってもいいんだけどさ…」

 だが誰もそれを求めてはいなかった。“ミスター”の声は拾われることなく、さわやかな夏の風に流されていったのである。


大分担当 ひぐらしひなつ

(提供元:サッカー専門新聞ELGOLAZO)


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