「ちょっと上がってくるわ」
今季新加入ながら開幕戦からボランチで先発出場を続ける角田。彼の守備範囲の広さと的確なチャージは、仙台の守備力を確実にアップさせている。仙台がフォーメーションを使い分け、ボランチを1人配置する場合でも2人の場合でも、角田は現在のところ監督のファーストチョイスである。手倉森監督は「角田は中盤の核だ」と得意の駄洒落で彼への信頼を表現している。駄洒落は兎も角、角田は攻撃も得意な選手で、新加入会見の時には「背番号と同じ6点は取りたい」と話したが、現在は守備を重視してプレーしているとのこと。「仙台は攻撃のクォリティが高いし、一緒に組む(高橋)義希とかに攻めに出てもらっていって、僕はまず守りを固めます。攻撃参加はもう少し待っていてください(笑)」と言っていたが、第11節磐田戦では、2点のリードを追いつかれて迎えた終盤に、相方の富田に「ちょっと上がってくるわ」とわざわざ断って攻撃参加、見事加入後初ゴールを決めた。