藤田優人選手が右太もも痛で練習を切り上げました。嫌な予感は練習前からありました。藤田優選手がトレーナーに右太ももにテーピングをしてもらっていたのです。その際にはトレーナーと「あれ? もうちょっと長さが必要か」「俺の脚の長さを侮らないでくださいよ(笑)」などと冗談を言い合っていたため、以前、肉離れした箇所の大事を取っているのかな、と楽観視していました。
しかし、ウォームアップを兼ねた鬼ごっこを終え、選手にビブスが配られると、藤田優選手はビブスを受け取ることなく、顔を歪めながら戻ってくるではありませんか。筆者が指で「×」サインを送ると、「ダメだ」と言わんばかりに首を振る藤田優選手。
「昨日の練習試合(流経大戦)で痛めた。多分、前の肉離れと同じところ。今日はできるかなと思ったけど、鬼ごっこをやっただけでピリっと来た。これ以上やったら切れそう」と状況を説明してくれました。さらに、土曜日の熊本戦に出場できるか聞いてみると、「わかんないけど、無理っぽい」と、悔しそうな表情で話しながら去って行きました。
また、岸野監督は「彼はケガに強いし、強靭な回復力もあるから」と希望を捨ててはいませんが、「試合に出られるかどうかは明日見てからだけど、今の印象だと難しいやろうと」と、熊本戦には出場できない可能性が高いと考えているようです。
ファビーニョ、カイオ、エデルのブラジル人トリオはすでに復帰してしばらく経ちますし、右足首の手術で半年間、実戦から遠ざかっていた八角選手も先週の流経大との練習試合で実戦復帰。しかも八角選手は前日の流経大戦、そして当日の紅白戦とレギュラー組でプレーし、なおかつ中盤のディフェンスや前線への飛び出しで存在感を見せていたのは間違いなく明るい材料です。
しかし、飯尾選手が右ひざ軟骨障害で別メニュー調整を強いられ、この日はフルメニューを消化したとはいえ野崎選手も太もも裏に違和感がある様子。渡邉選手と武岡選手は復帰にもう少し時間が掛かりそうですし、さらにもし藤田優選手も離脱となれば…。横浜FCとケガの戦いはまだ続きそうです。
ちなみに、昨日は金明豪通訳も負傷してしまいました。しかし、もちろんプレー中に負傷とかそういうことではなく、何とガムを噛んでいる時に舌を噛んでしまい(!)、かなり流血したとのこと。これはチームに影響する負傷ではないとは思いますが、金通訳もお大事に……