解説・小見幸隆
W杯まであと何日というカウントダウンが始まった状況の中、4月7日から4月9日の3日間の日程で行われた代表候補合宿。そこで、将来の代表のことまでアルベルト・ザッケローニ監督は考えているのだろうか。
即戦力と言えないような、「え、オマエ?」とチームメートに言われていそうな選手も何人か選ばれている。いろいろな心境が集まり、緊張感のあるキャンプになることは想像に難くない。クラブでプレーするポジションではない位置での適応を試される選手も何人かいる。ただ、それに関してはノーエクスキューズとなる。厳しい状況になるが、やるしかない状況だ。
このメンバーの中で、代表メンバーにと期待しているのは川又堅碁、高萩洋次郎、そして塩谷司の3人だ。
川又は身体能力が高く、海外でもやれる力がある。速さ、高さがあるし、“岡崎慎司の要素”も持っている選手だ…