攻め切れない東京V。その焦りに付け込んだ讃岐
三浦監督はこの試合を「決戦」と位置付けていた。残留圏を目指す21位の讃岐をホームに迎えた20位の東京Vは、前節出場停止だった澤井、鈴木の二人が先発。ベストメンバーで勝利を目指した。
「攻撃も守備も積極的にいきたい」(杉本)。彼の言葉どおり、積極的な試合への入り方を見せ、勝ち点3を取りにいった東京V。一方の讃岐は前からはあまりプレスを掛けず、前線に木島を残して10人が自陣に引く守備を敢行。右サイドハーフで出場した西野が最終ラインまで引く場面も見られるなど、“何としてでも失点をしない”というチームの狙いが出ていた。パスをつないでも、ペナルティーエリアの前までしかボールを運ぶことのできない東京V。…