J屈指のレフティー、満を持して
新顔のほとんどは、今回の選出に驚きを隠せない選手が多い。ただ、彼は違う。「やっと、やっと来ましたね」。待望の招集レターが、太田宏介のもとに届いた。喉から手が出るほど欲していた、代表の舞台だ。
10年1月、若手主体で臨んだイエメン戦のメンバーには選ばれたことがあった。ザックジャパン時代では11年8月の代表候補合宿に参加。フルメンバーの代表は今回が初だが「もう選ばれたから行くだけで満足する年齢ではない。結果を出す。そのために初日の練習からアピールします」。
人見知りは「まったくしない」性格ではあるが、香川真司など、U-20W杯をともに戦ったメンバーたちがいる。小林悠は高校の同級生。岡崎慎司とは清水時代にホットラインを形成した仲だ。「僕の左足で岡ちゃん(岡崎)へひさびさにクロスを送りたい。もちろんFKも蹴る。本田さんと“口じゃんけん”でキッカー決めますよ」。Jを代表するレフティー。今季は守備も出色だ。太田宏介、満を持して代表戦士となる。(西川 結城)
太田 宏介(おおた・こうすけ)
1987年7月23日生まれ、27歳。178cm/78kg。東京都出身。つくし野SSS→FC町田→麻布大附属渕野辺高→横浜FC→清水を経て2012年、FC東京に加入。J1通算175試合出場6得点。J2通算32試合出場0得点。国際Aマッチ1試合出場0得点。左足から繰り出される鋭いクロスが武器の左SB。