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悲願の選手権初出場を決めた昌平。野村、和田などタレントのそろった好チームだ
緩まなかった成長曲線。強豪校を次々と撃破
埼玉県予選決勝は今年度、選手権の準決勝・決勝の舞台となるさいたまスタジアムで開催された。この舞台に勝ち残ったのは初の選手権出場を目指す昌平と2年連続の選手権出場を目指す市立浦和。先制したのは昌平だった。20分、右からのクロスがDFに当たって浮いたボールにFW野村祐一朗がいち早く反応し、見事なオーバーヘッドを決める。55分には野村のCKからDF小泉歩がヘディングで追加点を奪う。市立浦和は終盤、高さを生かして何度か決定機を作ったが、最後までゴールを奪うことができなかった。
初の全国切符をつかんだ藤島崇之監督は07年に昌平に赴任し、今年で8年目。それ以前に指導していた青森山田中では柴崎岳(鹿島)を擁して全国3位の実績を持つ。しかし…