4連勝を果たした第20節の草津戦。徳島は、ゴールを挙げた3選手それぞれにエピソードがありました。
まずは、先制ゴールの津田選手。草津戦の前の第19節・横浜FC戦で決勝点を挙げたこともあり、草津戦に向けた練習では、充実感がみなぎるいい表情をしていました。
「(コンディションは)完ぺきではないけど、だいぶ上がってきました。前節も、動きが悪いなりにも点を取れたので、良かったと思います。今後はもっと上がっていくと思う」と自身を分析。「常々、監督は、『ウチのエースは津田』と公言していますが?」と尋ねると、「今のウチのエースは佐藤です!」との返事。その後に、「もちろん自分も点を取ることが求められていると思うけど、今年は”チームの勝利への貢献”を第一に考えています。自分が、自分が、というよりも、チームのJ1昇格に向けて、チームの勝ちにこだわりたい。それを前提に、自分が勝利に繋がる得点を取れたらいいですね
と話していました。
そうした中での、先制弾。そして、今季初の阿波踊りパフォーマンス!チームの士気がグッと上がりました。今後も、佐藤選手との“ダブル・エース”として、チームの勝利に繋がる得点が期待されます。
2点目は、島村選手。最近の彼は、実は彼こそが“徳島のエース?”という量産ぶりです。
第18節の湘南戦で今季初得点を挙げると、そこから実に4試合で3ゴール!湘南戦、震災による延期分の第2節・富山戦での2試合連続得点について、草津戦前には、「奇跡ですよ(笑)。たまたまです…とは言いながらも、次も狙っていきますけどね!」と頼もしい言葉を残していました。まさに、有言実行のゴール。スカパー!のヒーローインタビューにも連続して登場したことで、彼の“いい声”も、かなり浸透したのではないでしょうか。
そして、最後はこの試合のMOM、エリゼウ選手。誰もがアッと驚いた、際どいコースを狙った見事な直接FKでした。「あのFKは、『自分が蹴る』とみんなに言いました。(シュートについて)みんな、ダマサレタでしょ!?(笑)」と、試合後は、してやったりの表情でした。草津戦の週に結婚記念日を迎えたというエリゼウ選手。奥さまとお子さんに捧げる“スーパーゴール”でした。