アジア杯制覇後の予想外の失速。主力硬直化の弊害。そしてブラジルでの衝撃的惨敗
2014年ブラジルワールドカップ
2010年南アフリカワールドカップで中立地初の16強入りを果たした日本。次なるターゲットは2014年ブラジル大会でのベスト8進出だった。かつてユベントス、ACミラン、インテルのイタリアビッグ3を全て指揮したアルベルト・ザッケローニ監督を招聘し、南アの主力だった本田圭佑(ミラン)、長友佑都(インテル)、遠藤保仁(G大阪)、長谷部誠(フランクフルト)らを擁した集団は2011年アジアカップ(カタール)でいきなり優勝。非常に期待値が高かった。だが予選を突破し、本番が近づくにつれてチームが硬直化。長谷部と内田篤人(シャルケ)の負傷や本田、香川真司(ドルトムント)らの不振も重なり、ブラジル本大会では初戦でコートジボワールに1-2で逆転負け。これで意思統一を失ったチームはギリシャから勝ち点1を得るのが精一杯で、コロンビアには1-4の完敗。グループ最下位での1次リーグ敗退という最悪の結末を余儀なくされた……。
南アの後、中村俊輔(横浜)と楢崎正剛(名古屋)が代表引退を宣言し、キャプテンを任せられた中澤佑二(横浜)も区切りをつける意思を表明した日本代表。それでも・・・
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