■アルビレックス新潟
新潟の責務。J1残留を成し遂げるための第一歩
覚悟は決まった。
新潟は、1stステージラストの第17節・浦和戦に2-5で大敗。1stステージを降格圏の17位で終えた。2ndステージ開幕で新たなスタートとなるが、年間順位はリセットされない。新潟がやるべきことは、結果を残してJ1残留を果たすのみ。選手たちは、クラブの命運が懸かった極めて重要な任務へと乗り出す。
巻き返しのポイントは失点の減少だ。柳下監督は「前半戦は信じられないようなミスからの失点が起こった」と話したが、慢心と集中力の欠如に起因する部分が大きい。ただ、ミスは起こり得るため、チーム全体のカバー意識が求められる。また、決死のカバーでゴールを死守する新潟本来の戦いを…
■鹿島アントラーズ
守備の安定を取り戻し、スタートダッシュを決めろ
守備の安定性を欠く戦いはこれで終わりそうだ。負傷離脱していた山本が左SBに復帰。CBに昌子を戻せる本来の形がようやく整った。目立たないながらも攻守のバランサーとして機能する山本の復帰で、余計な失点が軽減されるだろう。
リーグ戦の中断中、5日に行われた柳沢敦(現・鹿島コーチ)、中田浩二(現・鹿島クラブリレーションズオフィサー)、新井場徹(現・FC TIAMO枚方代表)の引退試合は、選手たちに刺激を与えた。少年時代のヒーローたちを目の当たりにした赤﨑は「あれを見てモチベーションの上がらない選手はいない」と目を輝かせる。憧れの…