―下平監督にとって柏レイソルというのはどんな存在ですか?
「18歳で青森から出てきて、選手としては2年間、FC東京に在籍した以外は、このクラブでずっと仕事をさせてもらっています。いまのアカデミーの選手たちはもっと小さいころから柏レイソルというクラブに親しみがあると思いますが、僕からすれば18歳からこのクラブにいて、自分の故郷にいるより柏に住んでいるほうが長くなりました。サッカー選手としてもお金を稼がせてもらったし、生活もできるようになりましたし、引退してからは指導者としても育ててもらっています。本当にこのクラブのために恩返しをしたいという気持ちが強くて、今回監督を引き受ける話になったときも、『これは…