■神戸
フアン マヌエル リージョ監督
相手のことよりも自分たちをしっかり振り返らないといけない
「まずチームの評価をするとなったとき、相手のことよりも自分たちをしっかり振り返らないといけない。前半の最後の22分間を除いて、後半ほとんど持つことができなかったボールを、前半はけっこう長い時間しっかりと持って有利な状態で進められたと思う。ゴールキック含めて後ろからプレーを始めるときに、われわれは2CBとGKでプレーをしているが、相手がほとんどそこの3人にプレスを掛けてこなかったのがありました。特に前半、そういった状況が起きたことはわれわれにとって非常に落ち着いてプレーできるシチュエーションだった。そして相手の1トップと2シャドーの選手を辛抱強くボールを動かしていけたときに、われわれのSBの選手がフリーになって、特に橋本(和)がフリーになる状況を作れていた。SBの選手にとっては、対面の選手がケアをしてきていたので、彼らにとってはボールをつなぎながら前線に上がっていくのは難しかったと思うんですね。特に藤谷(壮)の前の選手というのは積極的にプレスを掛けにきていたのがあると思います。そのかわり内側にパスコースを作らせてもらった。三田(啓貴)だとか、三原(雅俊)だとか、郷家(友太)だとか、そういった選手がインサイドで受けることができた。かつそこがダメだった場合にも田中 順也やウェリントンが相手の裏、背後のスペースに走り込んでくれて、よく使うことができていた。それができていたからこそゲームを支配することにつながったと思う」
ウェリントン
マイナスのところのスペースを見つけられた
「(ナイスゴールでした。得点シーンを振り返ると?)ありがとうございます。カウンターの場面で、ウチのスピーディーなカウンターに対して相手が引いたので、上がりながら相手が引くのと味方の位置を冷静に見られたので、ちょっとスピードを落としたらマイナスのところのスペースを見つけられた。(小川)慶治朗も見つけてくれて良いボールが来たので、ちょっとスリッピーでしたけど、当てるだけでボールが良いところに飛んでいきました」
■大分
片野坂 知宏監督
われわれは力が足りないということを感じることができた
「水曜日のナイターで雨の中、大分のファン・サポーターの方々が最後までわれわれを応援してくださったのだが、残念な結果になってしまい申し訳ない。神戸さんと戦う中で、まず神戸さんがどういうメンバーを選考してわれわれに対して臨んでくるのかというところで、ルヴァンカップということで予想は今日戦ったメンバーで来るだろうとは思っていた。始まってみて、やはり神戸さんとの力の差というか、判断や質やゲームの進め方に関しても、まだまだわれわれは力が足りないということを感じることができた。本当に力のあるメンバーが神戸さんにはいて、そういった選手たちと戦えたことは、今日出場したメンバーにとって非常に良い経験値になったところがあると思う。だが、やはり0-2での敗戦、得点を挙げられなかったこと。失点も、もしかしたらもう少しやられていた可能性もある中で、非常に悔しい敗戦になった。今度はリーグ戦。そしてルヴァンカップも残り2試合をホームで戦える。ホームで神戸さんを迎えることもできる。そのときに今日のゲームよりもっと良いゲームができるよう、今日の敗戦を教訓にして、次回戦うときには勝てるように良い準備をして、全員で戦っていきたい」
高畑 奎汰
シュートを打ったりすれば相手も出てきたかと思う。
「後半に相手を押し込んだ状態になっても、ただ回しているだけという感じになってしまうことが多く、縦パスなどチャンスになるようなボールをもっと入れても良かった。精度の高いボールを入れられれば得点につながったと思う。崩せるチャンスもあったのだが、クロスやシュートの質をもっと上げていかなくてはならない。ボールを回してはがすところでは良い部分もあったのだが、一番はゴール前で慌てずにやること。もっとミドルシュートを打ったりすれば相手も出てきたかと思う。最後の質が最大の課題だった」…