肉弾戦と化した終盤。大分が82分に逆転も、鳥栖が劇的な同点ゴール
新戦力を迎え、この一戦を浮上のきっかけとしたい最下位の鳥栖と、特徴あるスタイルを相手に対策されて勝点を積むペースがダウンしている大分。それぞれがJ1残留に向けて譲れない局面にある状況で、九州のクラブ同士が激しく火花を散らした。
鳥栖のシステムは[4-3-3]。右インサイドハーフに配置された福田が運動量を生かしたハイプレスで大分のビルドアップを阻みにいく役割を担った。フェルナンド・トーレスと金崎の2トップを予想していた大分にとってこれは想定外。ベンチからは即座に修正の指示が飛んだが、鳥栖の中盤3枚の巧妙な立ち回りとブロックを構えるタイミングのよさを前に、なかなか攻撃を成立させることができない。…