■横浜FM
アンジェ ポステコグルー監督
この結果は自分の責任
「スタートからの10分、15分のところで失点してしまった。その後は、選手たちはしっかりと切り替えて、うまくやれた部分も多かった。チャンスを作れたが、残念な結果になってしまった。(G大阪がかなり研究してきたが、相手の対策を乗り越えるために必要な要素は何だと考えるか)この結果は自分の責任だ。スタートがスローになり、特に失点をしてしまうと、自分たちの難しい状況になるし、難しい状況に自分たちで追い込んでしまった。自分ももう一度戦う準備をしたい。ただ、チャンスは作れたし、選手はしっかりとやってくれた(おっしゃるとおり崩せていたし、チャンスもできていたが、強引に得点を狙うシーンが増えれば、もっともっといつものサッカーが生きる。そのような“力技”は必要だと考えているか)負けていようが、勝っていようが、変えることは自分の中にはない。一番大事なのは自分たちがどうスタートするかだ。交代後、ゴールを奪いにいく部分で焦りが出てしまったところもあった。その中でも選手はチャンスを作っていた。8日のFUJI XEROX SUPER CUPも自分たちらしいスタートではなかった。そして、今日もスタートを緩く始めてしまった。そうなると、モチベーションの高い相手がスピードアップしてくる。だから自分たちはそれ以上にスタートをしっかりしないといけないことを学ばないといけない」
喜田 拓也
自分たちで自分たちの首を絞めた
「(G大阪が[4-3-3]できたのは想定内だったのか)想定内だし、あまりそこにとらわれているわけでもない。自分たち次第だった面のほうが大きい。そこはあまり、ウェイトを占めていない。相手のプレスのタイミング、強弱というのもあまり感じていない。自分たちで自分たちの首を絞めたという思いのほうが強い。100%正確なことや無責任なことは言えない。なのでこの負け方の捉え方とその詳細については、みんなと共有したい」
■G大阪
宮本 恒靖監督
マリノスをどう攻略するかを考えた
「(開幕戦ということで準備をしてきたと思うが、どこに重点を置いたのか)昨年の開幕戦でも同じようにマリノスと対戦し、負けてしまった。まず勝ちを目標に置き、そこから逆算して対応策を練った。守備のやり方であったり、攻撃でもマリノスをどう攻略するかを考えた。具体的には言いにくいが、そういうところが出た試合だ。(柏と対戦したルヴァンカップからシステムを変更したが、キャンプから取り組んできていたのか、このゲームでのアイディアなのかを教えてほしい)両方だ。キャンプが始まる前から考えていたところもあった。ルヴァンの初戦の結果を受け、立ち上がりからアグレッシブでなかった。それを今年のベースでやっていくと伝えたが、それが出なかったのは残念だったが、結果を踏まえてやろうとしたのがあのような前半のスタートになった。(遠藤 保仁がJ1最多出場記録に並んだが、遠藤をスタメンに使った意図を)ヤット(遠藤)がピッチにいるということで、試合が落ち着くと思っていたし、それを発揮してくれた。攻撃に時間を作ることが主な目的で、ヤットの力が必要だった。90分間は難しいかなと思っていたが、彼なりにしっかりと締めてくれた。経験でうまくゲームを進めてくれた」
遠藤 保仁
巡り合わせは感じる
「(J1最多出場タイ記録に並び)この日産スタジアムでの横浜FMとの対戦がデビュー戦だったので、巡り合わせは感じる。試合中これまでのことを思い出すことはなかった(笑)。マリノスを倒すことだけを考えていた。(プロ入り後、この大記録を打ち立てるイメージは)なかったし、キャリア途中からもなかった。(理由を)挙げれば、100ぐらいあるので、言えないが、1つ言うと、いろいろな方がサポートしてくれたのは間違いない」…