■栃木
時崎 悠監督
非常に悔しい負け方になった
このゲームはすごく大事だったので、非常に悔しい負け方になりました。いま選手たちと共有したのは、PKを外した選手とか、最後のCKのマークを外した選手とか、そういうことではなくて、何度か今年は勝負どころでこういう失点をしてきたからこの立ち位置にいることをもう一度自覚しないといけないということ。残り7試合になりましたが、この悔しい気持ちを忘れずに残り7試合をどう戦うかが大事だという話をしました。これだけの空気を作ってくれたファン・サポーターには本当に申し訳ない、悔しい思いをさせてしまいましたが、顔を上げてやっていくしかないので、次の熊本戦に向かって今日の試合の悔しさをしっかりと発揮するゲームにしたいと思います。(後半の途中に矢野 貴章選手ら3人を投入しました。あの時間帯の戦況をどう見て、どんな意図があったのでしょうか)われわれの選手たちの量が落ちたのもあるし、千葉さんの調子が本当に良いのですが、後半の途中から量が落ちるのは分かっていたので、あの時間帯に勝負を仕掛けるというのはプランとして持っていました。後半に入って、ちょうど交代する前の時間帯はトランジションの連続でした。お互いに間延びするシチュエーションの中、戻るスピードが上がらない中でPKを奪うところまでは良かったと思います。交代はそういう時間帯のために用意していたし、状況を見て、『いまだ』と投入しました
佐藤 祥
背後がチャンスになると思っていた
(途中から入ったときは一進一退だったと思いますが、PKを奪ったシーンは自身から一発背後へのボールでした)(矢野)貴章さんと中に入るタイミングのときに『とにかく背後を狙ってくれ』という話がありました。試合展開からしても背後がチャンスになると思っていたし、つながらなくても相手を押し込めるように持っていけると外から見ていたので、とにかく入れようと。そうしたら貴章さんが前に入ってくれたので、貴章さんの力だと思います
■千葉
小林 慶行監督
1人少ないからと徹底的に守るという考えはなかった
試合前からかなり難しいゲームになると思っていました。ただ、今日は栃木さんが思っている以上に前から来ないでブロックを組んで守っていたと思います。自分たちとしてはもう少し前から出てくると見ていたので、スペースを消されていたぶん、普段のゲームよりはチャンスを作れなかったという印象です。ただ、もちろん自分たちが普通に落ち着いてビルドアップができるぶん、選手たちはトライしてくれましたし、自分たちの狙いを共有できていました。一番怖いのは自分たちの軽率なミスから失点してしまうことだったので、そういう意味ではしっかりと90分間を戦ってくれたと思います。(立ち上がりは危ないシーンもありましたが、修正できていたように思います)僕自身は難しいゲームになると思っていたし、実際にスムーズには前進できなかったと思いますが、その中で自分たちのミスから失点してしまうというのは絶対に避けないといけないと見ていました。相手は[5-4-1]のブロックを組んでいたし、スペースはないので難しい、でもやり続けるんだというところでした。(退場者が出たことによって最後は1人少ない中、どう戦おうとしていましたか?)その中で、どうやったら相手ゴールに迫る可能性を残せるのか、そこを最優先で考えました。守ろうとはしませんでした。1人少ないからと徹底的に守るという考えは自分の中になかったので、どうやったら数少ないチャンスから相手ゴールに迫れるのか、システムを変えて対応しました
見木 友哉
あのポジションを取れたのも気持ちの表れ
(最後のゴールシーンを振り返ってください)1人退場してしまいましたが、ほぼラストプレーに近いCKだったので、絶対にゴールを取るんだという気持ちだった。自分たちが置かれている状況として、1人少なくても勝点1ではなく勝点3が欲しかったので、絶対にゴールを決めるんだという気持ちで中に入っていました。あのシーンでボールが頭上に上がったときに一番早く反応して詰めることができたと思います。あのポジションを取れたのも気持ちの表れだと思います…