■山形
渡邉 晋監督
藤枝の攻撃の形がこれまでと違った
冷たい雨の中、集まってくれた5,000人を超えるサポーターの皆さん、中継等々でわれわれの勝利を願って応援を届けてくれた皆さん、本当にありがとうございました。われわれはスコアを動かすことができず、藤枝さんは1点を取ってアウェイながら勝点3を取って、われわれはホームにもかかわらず、勝点1も取れずに終わってしまったというところ。もうその結果がすべてだと思います。しっかりとまたファイティングポーズを取って、5連戦最後に臨みたいと思います。(前半は押し込まれる展開になりましたが、ハーフタイムではどんな指示を出しましたか?)これまでのゲームを観て、藤枝さんがどのような攻撃の組み立て方をしてくるか、あるいは守備の仕方をしてくるか、そういったものは準備をしてきたつもりです。ただ、まず藤枝さんの攻撃の形がこれまでと違ったというところで、われわれのプレスがハマらなかったというのが1つありました。藤枝さんの守備が変化してくるのは、これは藤枝さんに限らず、ほかのチームもわれわれに対してやってくることなので、いろいろな準備をする中で、われわれが感じて対応した部分と、やりながらそういうものをこなしていった部分と両方あると思います
横山 塁
うまくいかずにそのまま負けてしまった
リーグ戦3連敗になりましたけど、自分は途中から出場して、『ここから行くぞ』というときに点を取られて、チームとしてもう1つギアを上げられなかったと思います。10人になって少し難しい時間が続いてしまって、それでも点数は取りにいかないといけないので、前に行こうという気持ちはありましたけど、うまくいかずにそのまま負けてしまったので、すごく悔しいです
■藤枝
須藤 大輔監督
縦ズレが非常にできていた
前節の岡山戦で非常に良いゲームをして、私が思う今季のベストゲームができたなと。じゃあ、あとは今日の試合のテーマとしては、その良い試合をしっかり勝ちにもっていくこと。普遍的な藤枝スタイルを今日も出して、藤枝スタイルで決着をしようという、その2つのテーマで臨みました。前半から非常に良いビルドアップから、ミドルサードのテンポでアタッキングサードへボールを有機的に運ぶということができていて、本当に足りないのはゴールネットを揺らすだけという、今までの試合のような前半を送っていて、やはり難しい試合にはなっていました。ただ、それでも選手はしっかりとした攻撃、しっかりとした守備。守備というのもハイプレスだけではなくて、相手のサイドの1対1でスペースを与えないところからの縦ズレが非常にできていたのかなと思います。後半もそのようなテイストで推移している中、途中から入った(榎本)啓吾がああやって点を取れるということは、すごくチームの勢いにもなるのかなと思います。欲を言えば前半に1点取りたかったなというのはありますけども、こうやって点を取って、しかもクリーンシートで終われる。特に今季は攻撃力は鳴りを潜めていますけれども、守備の部分でクリーンシートやそこに近いところで終われるというのはあるので、これを良い攻撃に結びつけられるように、次節はまたすぐ来ますからやっていきたいと思います
榎本 啓吾
思い切り振るだけだった
(ようやくゴールが取れましたが、今日はどういう気持ちでピッチに入りましたか?)毎回点を取りたいと思って今季もやっていたので、『自分が決める』という気持ちは持って入りました。結果、前節もそうですけど、後半途中からだとオープンな展開になっていて、ボールはけっこう入ってきていた。思い切り振るだけだったので、入って良かったかなという感じです…