■いわき
「6月は勝負の月」。求められるチーム力
1試合未消化でリーグ前半戦を終え、7勝6分5敗の8位。チーム規模や昨年の成績を振り返れば好成績と言える。この半年間で地盤を作り、経験値を得ることができた。
天皇杯2回戦・秋田戦の勝利(2◯0)をはずみに後半戦に臨むが、監督には心配事がある。「『夏=いわき強い』を築いてきた選手が今季は少ない」と、メンバーが大きく変わったことや、躍進による二巡目の難しさを危惧している。その点も含めて「6月は勝負の月」と位置づけた。
戦い方やデータ面で今季のいわきの傾向が見えてきた中で、もう一度ブラッシュアップして上積みできるか。特に5月は足踏みの成績だっただけに、夏を乗り越えるためのチーム力を求めていきたい。田村監督は「戦い方に手ごたえを得ながら勝点を積み上げることができたら、選手の自信になる」と、若いチームの成長を願う。大きな目標に向かって、前半戦以上の勝点をつかむために、リーグ後半戦の初陣を勝利で飾りたい。(文・柿崎 優成)
■甲府
公式戦連勝へ。湧き出すエネルギー
天皇杯2回戦で、公式戦6試合ぶりの勝利を挙げた甲府。リーグ戦でも6試合ぶりの勝利を目指してアウェイ・いわき戦に挑む。
ケガ人、コンディション不良で離脱中の選手が約10人いる甲府にとって、天皇杯を挟んだ3連戦はチーム事情がかなり苦しい。しかし、天皇杯で勝利したことでメンタル的な変化があり、ポジティブなエネルギーが湧いてきている。守備陣にケガ人が集中している中、前線が先制ゴールと複数得点でチームを助けることができるかどうかがポイントになりそうだ。
天皇杯では出番がなかった内藤の起用法にも注目だ。コンディションはよかったが、篠田監督は実績ある外国籍選手やベテランを選んだ。山本やピーター・ウタカらベテランに頼りながらの公式戦3連戦になるが、長いシーズンを考えれば内藤ら若手を育て、融合させながら戦いたいところ。総力戦で、公式戦連勝で、プレーオフ圏を目指す後期のスタートを切りたい。(文・マツオ ジュン)