■京都
曺 貴裁監督
FC東京との前回対戦から非常に進歩が見えた
夏休み最後の土曜日(※31日が8月最後の土曜日)の夜にたくさんの子どもたちや家族の方、京都に住む人や京都の外から試合を観に来てくださった方に、今日はすごく良いものを見せられたかなと思います。また、2年前にお亡くなりになられた、このクラブを作っていただいた稲盛 和夫名誉会長を弔う日でもありました。試合前のロッカールームでは全員で黙祷し、『稲盛さんのためにも』という気持ちを僕自身は強く持って試合へ挑みました。FC東京とはアウェイでの試合(J1第11節/1●2)では、最初の入り方が悪くて非常に貧弱な試合をしてしまいました。あの時期から比べると非常に進歩が見えましたし、何より(リードした後半も)守りに入らずに最後まで攻める姿勢で4点目、5点目を狙っていけるところが、チームとして一番成長が見えるところです。今日のゲームはわれわれの狙っているところがうまく出た、非常に良いゲームだったかなと感じています。ただ、われわれは失った勝点を取り戻すだけではなく、上位も目指しながら一日一日の練習を大事にしていくというスタンスに変わりはありません
平戸 太貴
良い守備から良い攻撃をたくさん出せた
(後半には自身のJ1初ゴールが決まった)自分たちの良い守備から奪ったボールを最短で前へつけて、良いカウンターが決まりました。マルコ(トゥーリオ)も良いパスを出してくれたので、ニアサイドの狙ったところへ足を振るだけでした。1試合を通じて、良い守備から良い攻撃をたくさん出すことができたので、その流れでゴールを決められたことは本当に良かったです
■FC東京
ピーター クラモフスキー監督
カギとなる部分で京都がわれわれより勝っていた
スコアボードを非常に悔しく思っています。京都が勝ちに値するものを出しましたし、カギとなる部分で京都がわれわれより勝っていたと思います。大事なことは、自分たちのパフォーマンスを振り返り、反省していくこと。その中で、もう少しシャープにしていかなければいけない点がありました。明確な点は、自分たちがうまくプレーできているときと、できていないときの差があったことです。その中で自分たちにとって何が一番大事なのかをしっかりと感じていくこと。もちろん非常に苦い試合になってしまったと感じています。われわれの立ち上がりのところが悪かったと思っています。そういった部分をもう一度見つめ直していくこと、そしてゴールというものがゲームを変えていきます。京都さんがCKから得点を奪い、彼らが最高のスタートを切ってしまいました。自分たちは、そこからつかみかけていたところまで来ていたと思いますが、そこでまたCKから失点してしまいました。こういった部分は起こしてはいけないことですし、ゲームや内容が変わっていってしまいます。その中でまた自分たちがゲームをつかんでいかなければいけない、そうなってしまいました。選手たちはすべてを出し切って、戦ってくれたと思っています。京都はゴール前の危険な場面を決め切れていたと思います。そして勝点3を奪われてしまいました
エヴェルトン ガウディーノ
私も含めて積極性がもう少し必要だった
(周りの選手を使いながらプレーしていたが)自分が入ったときは負けている展開だったので、もっと前へ積極的に(ボールを)当てなくちゃいけないということを考えていました。良いところもあったかもしれませんが、もう少し積極的にいく必要が、私も含めて全員にあったのかもしれません。そこがなかったので得点を取れなかったと思っています…