■広島
ミヒャエル スキッベ監督
8月全勝は全員が誇りに思っていいこと
本当に監督としても選手としても難しい厳しい試合だったと思います。良い波があれば落ちたときもありました。FC東京は本当に切り替えが早くて、奪ったあとの素早い攻撃は本当に脅威でした。もしかしたら、逆の結果でもおかしくなかったと思います。自分たちは運に恵まれた部分もありました。3-0でリードしていたときに数多くのチャンスがあり、自分たちで少し焦ってしまってゴールできなかったシーンがたくさんありました。4-1にリードを広げられたシーンもありました。今日で8月も終わりますけれども、(公式戦)全試合勝利という形で終われたことに関しては本当にチーム、それから選手全員が誇りに思っていいことだと思います。(7連勝を収めて首位に立ちました)いま大事なのは、次の水曜日(JリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準々決勝第1戦・名古屋戦)にどれだけ回復して勝利するか。そこだけです。(3-0とリードした状態で3人を交代して、間延びして2失点を喫したように見えました)途中から入った選手は本当に良いパフォーマンスを見せたと思います。特にオフェンスのところでは、先ほども言ったようにチャンスを作り出すことはできていました。ただ、最後の最後のところで、コンビネーションだったり、シュートの選択ミスだったりがありました。それで、ボールを奪われてカウンターを食らうシーンがあったのは間違いないと思っていますが、サッカーなのでそういうことはあり得ると思っています
トルガイ アルスラン
1点目のシュートは“スペシャルショット”と呼んでいる
(これまでハットトリックの経験はありますか?)初めてではないです。去年、オーストラリアで2回やっていますし、これが最後にはなりたくないですね。(1得点目のシーンを振り返ってください)自分はあれを“スペシャルショット”と呼んでいるんですけど、相手DFの股を通すことは自分の得意としていることでもあります。相手のタイミングをズラして、あれだけゴールに近い距離からああいう形でシュートを打ったら、99%はゴールに入っていく経験があるので、ああいうシュートを選択しました
■FC東京
ピーター クラモフスキー監督
チャレンジを乗り越えるには少し届かなかった
まず初めに、本当に自分たちが望んだ結果を出すために献身的に取り組んだ選手たちを誇りに思います。試合前にも話しましたけども、今日は当日移動をしなければいけない状況になってしまい、非常に大きなチャレンジが自分たちの目の前にありました。そのチャレンジを乗り越えるにはわれわれは少し届かなかったですけど、試合の中でカギとなる場面があったと思いますし、自分たちがなりたいチームに向かっているものを出せたと思います。広島さんがうまく良い場面をしっかりと決め切ったと思っています。ゴールというものがゲームを変えていくと思いますし、広島さんがそういった場面でゴールを決め切っていたと思っています。だから、彼らが首位にいるんだと思っています。そういった場面を相手に与えないようにすること、そして自分たちのものにしていかなければいけないと感じております。終盤までしっかりと強く戦えたと思っていますし、この部分を誇りに思っています。その中で良いゴールを決めることができ、自分たちのフットボールをしながら流れをつかむことができたと思っています。もちろん結果に関しては悔しく思っていますが、今日の選手たちの献身さ、そして彼らの取り組む努力は非常に誇りに思えるものだと思います
中村 帆高
この感情を言葉で表すのは難しい
(試合後、非常に悔しそうでした)よく分からないです、感情が。悔しいを通り越していて、この感情を言葉で表すのは難しいです。(個人的には吹っ切れたようにプレーできている印象があります)そうですね。プレーが自分らしくなくてメンタル的に来ている時期が続いていましたけど、いろんな人の支えがあって、気持ちの面で一歩踏み出せている。本当に小さな一歩かもしれないですけど、もう自分を表現するしかないですし、やれることをやっていきたいと思います…