■C大阪
小菊 昭雄監督
鹿島の強固な守備を上回ることができなかった
今日はホーム最終戦ということで、どうしても勝ちたい試合でした。早い時間帯に2失点してしまい、少しゲームプランが崩れた印象を受けました。ただ、そこから自分たちでゲームをコントロールして、たくさんのチャンスを作ることができたことは良かったですが、鹿島の強固な守備をこじ開ける最後のわれわれのクオリティー、シュート、クロス、ラストパス、そこで上回ることができなかった。そうしたゲームだったと思います。選手たちは最後まで勝利を目指して、走って、戦ってくれました。そこはベンチから見ても十分伝わりました。残念な結果だったのですが、私たちにはもう1試合チャンスがありますので、最後はセレッソファミリーの皆さまと笑顔で終われるように、全員で向かっていきたいと思います。(最後の時間帯、0-2というビハインドの状態で山下 達也選手を投入された思いと、彼が見せたプレーについて)山下選手に対しては、最大限のリスペクトを持って(起用しました)。私も彼にはたくさん助けられましたし、このクラブを引っ張ってくれた感謝の思いとリスペクトを込めて、どういう形であれ、彼をピッチに立たせてあげたかった。ピッチに立って、彼のエネルギーを選手に伝えてほしかった。勝っていても負けていても、あの時間帯に出すことは決めていました。その中で、彼も満身創痍の中、素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれたと思います。最後まで勝利を目指して、チームをキャプテンとして引っ張ってくれたことに感謝しています。これから彼はまた違う形でチームを引っ張ってくれると思いますので、私の思いを彼に託したいと思います
山下 達也
気持ちのようなものは見せられた
(最後の10分ほどプレーされました。激しく競る場面もあり、力強さも感じましたが、ホームラストマッチを終えた心境は?)僕みたいな選手にサポーターも試合前から『23』のコレオを作ってくれて、感動的でした。正直ふくらはぎが限界だったので、『どうなってもいい』と思ってプレーしました。ヘディングでもっと(バチッと)やりたかったですが、自分の思っているヘディングはできなかったですね(笑)。最後、カードをもらうつもりはなかったですが、気持ちのようなものは見せられて良かったと思います
■鹿島
中後 雅喜監督
スコアを前半から動かしたいところがあった
まず勝てたことは非常に良かったと思います。セレッソさんもホーム最終戦でいろいろな思いがある中でかなりハードな試合になりましたけど、結果につながったのが非常に良かったなと思います。前半のところで、直近の(J1第29節・)京都戦もその前(第36節・名古屋戦)もそうですけど、スコアのところが動かない試合があったので、スコアを前半から動かしたいところがありました。入りで2つ取れたのは良かったですが、そのあとセレッソさんもボールを動かす力がありましたし、守備に回る時間、奪ってからショートカウンターとかで仕留められるタイミングもあったと思いますけど、前後半通してなかなかできませんでした。ただ、最後はしっかりハードワークして終えて、勝てて良かったと思います。(GK早川 友基選手のビッグセーブも含めて守備の評価は?)シーズン通してハヤ(早川)は安定したプレーをしてくれていますし、決定機を作られた部分でもしっかりとチームに貢献してくれる。あとはチーム全体でそこまで失点をさせないところは、ここ数試合で自信が生まれ始めているところも感じられましたし、これは継続していきたい。ピンチを作られるところはありますけど、それを減らしながら(失点)ゼロで抑える試合を増やせば、得点を取れれば勝てる試合が増えるので、非常に良かったと思います
鈴木 優磨
今日は入った日だった
(自身の得点時は)入ったのが一番驚いた。(相手も良いサッカーをしてきた中での勝利でした)間に立たれてイヤでしたし、ちょっと運的な部分もありましたけど、(失点)ゼロに抑えられた。最近、得点が取れていなかったですけど、入るときは入るし、入らないときは入らないと思っているので、今日は入った日でした…