■C大阪
アーサー パパス監督
最後の締めがうまくできなかった
パフォーマンス自体は良いものを出せました。90分出し続けるという部分でも良かったと思います。後半、少しオープンな状況になる時間帯もありましたが、名古屋さんもトランジションは早いチームです。ただ、そういう展開になったとしても、自分たちがしっかり試合をクローズできる展開にはなっていたと思います。最後の締めがうまくできなかった。すごく良いプレーをした試合でしたが、今週はあのような失点をしないために練習してきたので、その点では少し失望しています。(前後半を含めてボールを握り、良い内容の試合だったと思う。後半は特に相手の背後を取って再三ゴールに迫っていたが、2点目を奪うために足りなかったと思うことは?)点を取ることは難しいですが、最後の最後ですね。もちろん選手たちは得点しようとプレーしてくれたので、そこに対して何かを言うことはないですが、最後の最後、技術的な部分はもっと落とし込まないといけないと思います。20本近く(公式記録では16本)シュートを打ちながら1点しか取れなかったということは、向上する余地があると感じています。質を高めていかないといけないと思っています
田中 駿汰
課題としては追加点のところ
(前節・新潟戦後に、『もっとボールを握って試合を支配したかった。その上で、失ってもすぐ奪い返す』という話もされていたが、今節に関しては90分を通してそうしたサッカーをやり通せたのでは?)そうですね。試合の入りから自分たちがやりたいことを比較的できていたゲームでした。先制点も取れましたし、課題としては追加点のところ。失点シーンも改善点はありますが、その前に2点目を取れるチャンスもあったので、もったいない試合になったと思います
■名古屋
長谷川 健太監督
マテウスのゴールはチームにとっても大きい
前半、何回かチャンスはありましたが、先制されて難しい展開になりました。ただ、今までの試合であれば、相手に追加点を与えてゲームを難しくしてしまう展開でしたが、今日は前から行きながらも後ろの選手が最後のところで体を張って、相手に追加点を与えなかったことが同点につながったと思います。選手は『なんとかしなきゃ』という気持ちを見せてくれたと思いますし、サポーターも最後まで大きな声援を送っていただいて、その気持ちに応えようとチーム全体が戦ったからこそ、難しい試合でしたが、勝点1を取ることができました。こういうゲームを続けながら勝利を増やしていきたいと思います。(マテウス カストロ選手について。難しい状況での出場だったと思うが、FWとしてのプレーをどう評価しているか)前線の選手が点を取れていなかったので、取ってくれただけでチームに勢いは出ると思います。『最後、誰が決めるの?』というところで決める選手が出てきたことは、チームにとっても攻撃に勢いが出てくると思うので、彼のゴールはチームにとっても大きいです。(後半に攻められた中でしのいだ守備陣について)ずっとディテールの話をしていたのですが、ちょっとの寄せという部分で、足に当たったボールがゴールに飛ぶか、枠の外に飛ぶか。そこはずっと話していて、今日は体を張って、枠に飛ばさせなかった。枠に飛んでも武田(洋平)がビッグセーブをしてくれました
武田 洋平
ミスしてもカバーすればいいという意識でやれていた
(後半に失点しなかったことが勝点1につながったと思うが?)今日の試合はみんな自信を持って、『怖がらずにつないでいこう』と一貫してやりました。取られ方が悪いところもありましたが、それでも守れていたし、そこをネガティブにならず、全員がポジティブに捉えていました。ミスしてもカバーすればいいという意識でやれていたし、実際、チャンスも作れていたので。ゴール前もみんなで割り切って守っていました…