■福岡
金 明輝監督
しっかりと勝利に値するゲームができた
ホームで初勝利できたことにホッとしていますし、やはり上位を狙う、タイトルを獲るという目標がある中で、ホームで弱いチームはそういうところには行けないと選手たちも自分たちに発破をかけていました。東京さんも強敵ですが、始まりから吞み込むくらいの圧力と、特にハードワーク、切り替えの早さ、カウンターの速さなど、当然、ピンチもありましたが、しっかりと勝利に値するゲームができたと考えております。(開幕3連敗からの3連勝となりました)攻撃的だと謳いながら1点しか取れていないので、何とも言えませんが……。シュートを打てばいいというわけではありませんが、打たないと入らないので、シュートを打てるゾーンまでしっかり行っているということ。速報ではありますが、今日もシュートを20本近く打っているというところで、こればっかりは最後のところなので、選手の判断などを尊重しつつも、振り返ってみて何ができたかを見て、より質を高めて次へつなげたいと思います
安藤 智哉
チャンスだと思ったのでゴール前に行った
(自身の劇的な決勝ゴールを振り返ってください)0-0で進む中で、僕たちのカウンターからの攻撃だったと思いますが、本来なら僕は後ろでリスク管理をしなければいけない立場です。ただ、チャンスだと思ったのでゴール前に行きましたし、同じCBの田代(雅也)選手から本当に良いボールが上がってきました。あとはウェリントンがあれだけ相手を、おそらく2枚くらいは彼についていたので、ウェリントンの後ろが空くと信じて走り込みました
■FC東京
松橋 力蔵監督
終始後手を踏むような悪い出来だった
アウェイの地まで多くのファン・サポーターの方々が来てくださったのですが、残念ながら勝点を取れませんでした。ゲーム内容は終始後手を踏むような悪い出来だったというふうに思います。(80分以降、福岡に押し込まれる状況の中でベンチとしてどのように動こうとしていたのかと、エンリケ トレヴィザン選手の投入意図を教えてください)(後半)35分以降にかかわらず、しっかりボールを握られた展開だったので、そこはまず一人ひとりが、ただ下がって守るだけではなくて寄せるところはしっかり寄せる。それはゲーム前のことですが、オーガナイズというような構成を作り上げることが大前提ではなくて、一人ひとりのところでもう少し1対1で良いパフォーマンスを発揮するというところだと思いますし、その形が出なくなったときに自分たちのプレスの形に修正は加えたものの、やはりそのあたりの発揮がなかなかできなかった。そこはシステムというよりかは並びを思い切って変える必要性があったのかなと思っています。あとエンリケ選手の起用に関しては、彼がボールを受けたときに左足で長いボールを入れることができるということと、またセットプレーの強さもあるので、そこで強みを発揮できるだろうという狙いの中での起用でした
山下 敬大
チーム全体としてうまく表現できなかった
(鳥栖で一緒に戦った現・福岡の金 明輝監督もご自身を警戒選手の1人に挙げていました)決めてやろうという気持ちは本当に高かったのですが……。前の選手、後ろの選手がというのではなく、チーム全体として自分たちがやろうとしていることをうまく表現できませんでした。それは金 明輝監督が僕らのイヤがるところをうまく突いてきたのかなというか、守備の仕方はうまかったなと思います…