■山口
志垣 良監督
まだまだ決定機の数が足りなかった
ある程度プランどおりにしっかり遂行してくれて、やりたいことはやれていたゲームだったのかなと。すごく手堅い大分さんから先制することができました。CKからの最後の得点が昨年8月の(J2第26節・)栃木SC戦だったと思うのですが、こういう苦しいゲームの中でセットプレーは1つキーになると今週は練習に取り組んできました。今までの4試合、CK13本でヒットしたのは(第1節・)甲府戦の1本だけだったというところで、そこを全員で見つめ直した中で、今日はある程度そこも脅威になることはできていたのではないかなと感じています。ただ、非常にもったいない失点だったというところ。あのミドルは防げた失点だったと思います。とはいえ、ああいう一発は起こり得ることなので、そこから攻撃でさらに脅威となる決定機を何回作り出したかというと、まだまだ数が足りなかったなというのが正直なところです。選手は本当に全力で練習から取り組んでくれていますし、日々前進している感触はあるので、だからこそ勝点3を取ってさらなる自信につなげていきたかったのが正直なところです。ただ、ここ数試合は自分たちがやるべきこと、やりたいことは明確になってきていますし、その中で上積みしなければいけないポイントというのもしっかりと共有できているので、着実に成長しているのは感じることができるゲームだったなと思います。ただ、まだまだ上積みしなければいけないポイントは多々あるので、そこをしっかり整理しながら、次に臨んでいきたいです
山本 駿亮
決め切れないとこういうゲームになってしまう
一言で言えば、もったいない試合だったと思いますし、自分も含めて決め切る場面で決め切れないとこういうゲームになってしまうなという印象です。(久しぶりの先発でしたが、どういう意識で入りましたか?)まずは守備のところから。相手の3バックに守備のスイッチを入れるところと、あとは相手の背後を狙う意識で入りました
■大分
片野坂 知宏監督
フィニッシュまで行けなかったのが課題
今日は雨で寒さも戻ってきた中、山口の維新みらいふスタジアムまで大分のサポーターの皆さんに本当にたくさんお越しいただき、最後まで声をからしてわれわれとともに戦っていただいた。そのおかげでなんとか勝点1を取ることができたと思う。本来であれば勝利をプレゼントしたかったのだが、なかなかかなわないところ、勝ち切れないところは申し訳ない思いがある。今日のゲームに関しては、どちらにもチャンスがあって、どちらが勝点3を取るかという本当にちょっとしたところの戦いだった。山口さんは非常に攻守にハードワークされて、休ませてくれないフットボールをされる。われわれもそれをしっかりと管理しながら逆にチャンスを作りたいという狙いの中、何度かシュートまで持っていく、チャンスを作るというところまでは行けるのだが、やはり最後のフィニッシュのところまで行けなかったのが、まだまだ課題。ただ、そういう中、われわれの得点は山口さんを分析した中で狙いどおりのことができたので、そういうところはポジティブに。また、チームとしてもできたところは継続しながら、勝点3を取れるよう、今日の課題、そしてまた次のゲームに向けても狙いを持って、選手とともにやっていきたい
榊原 彗悟
真那斗が回ってくれたおかげでスペースが生まれた
(ゴールシーンを振り返って)チームの狙いとして逆サイドに展開すればチャンスがあると話していた中で、(吉田)真那斗が回ってくれたおかげで中にスペースが生まれて、相手も迷ったと思う。そこで自分が切り込んでシュートを打てるよう、選択肢の幅を広げてくれた…