■長野
藤本 主税監督
守備で疲弊して出ていくパワーがなかった
120分戦ってこの結果になってしまって、もちろん内容とかその中で学ぶものはあったんですけど、あまりにもパワーを使ったなという感じはあります。結果が一致しなかったことが悔しいです。(攻撃ではうまく前進できていた場面もあったが)良い時間帯もあったと思います。ただ、120分で考えたら、どんどん相手の良さが出てしまった感じがして、自分たちの良さがまったく出せなかったです。映像を見て1つずつ精査すれば、このシーンが良かったというのは言えると思いますけど、トータルで見たときにもっとやれたと思います。(どのあたりに『もっとやれた』と感じたか?)奪ったあとにもっとハーフウェーラインを越えられるチャンスはあったと思いました。そこでミスが起きて、それがチームなのか、個人なのか、グループなのか……。全部だと思いますけど、もっと相手陣に入れるチャンスがあったと思いました。その機会がなかなか作れなくて、苦しくなったゲームでした。個人的なミスももちろんあったし、チームとして守備で疲弊して出ていくパワーがなかったり……。特に後半は風下になって、風が意外と吹いてきて、その影響もあったかなと思いました
冨田 康平
あんなに早く出番が来るとは思っていなかった
(味方の負傷で急きょ途中出場となったが)
あんなに早く出番が来るとは思っていなかったですけど、その中でも入りはかなり良かったという感覚はありました。急きょの出場でしたけど、すんなり試合には入れたと思います
■東京V
城福 浩監督
畳みかけるような戦いができていない
ここまで来てくれたサポーターに失意のもとに帰らせる状況にならなかったこと、次に進めたことがすべてです。反省することの多い試合だったと思いますけど、次のラウンドに挑める権利を勝ち取れたことは幸いだし、これに感謝しながら次のラウンドにしっかり向かいたいと思います。(具体的な反省点は?)やはり点を取らないと相手がどうであれ苦しい試合になります。もちろんオン・ザ・ボールのクオリティーもそうですけど、オフ・ザ・ボールで相手よりも早く予測して動き出すこと。それはゴールに直結する直前のシーンだけではなくて、2つ、3つ、4つ前からですけど、まだまだ荒いなと思います。そこまで行って満足するのではなくて、ゴールネットを揺らすまでアラートな状況にしないといけないと思います。ビッグチャンスがあった中でも決め切れなかったときに、畳みかけるような戦いができていないところも反省だと思います。もちろんトーナメントなので、こういう勝ち上がり方もあると承知しています。ただ『良かったね』だけじゃなくて、点を取るために何をしないといけないのかというところは、いくつかクリアしないといけないです
食野 壮磨
プロの舞台で自信を持って蹴れた
(PK戦では3人目のキッカーを務めたが)前の2人が外していたので、逆にプレッシャーを感じずに蹴ることができました。こういうプロの舞台で蹴るのは(大学とは)違うので、プレッシャーもありましたけど、自信を持って蹴れたのは良かったです。(交代で入る際のイメージは?)前に(木村)勇大くんなり白井(亮丞)が起点を作れていたので、そこから拾ってよりゴールに近い位置でプレーしようと頭に入れていました…