■奈良
中田 一三監督
『やれている』という感覚と少し違う雰囲気があった
FC東京さんのサポーターが大半なのかもしれませんが、たくさんの観客に来ていただいて、ここで良い結果と姿を示したいと思い、試合に入りました。立ち上がりは少し押し込まれて、また自信のないようなプレーが見受けられたというのは、やっぱり引き続きまだまだ改善していかないとならないなと感じながらも、(トレーニングしてきたことを)表現してくれて、チャンスも作れました。前半を失点ゼロで帰ってきてくれたら勝機はあるかなというふうには考えていたんですけども、実際にそうなったときに、ハーフタイムにみんなが戻ってきた様子から、『やれている』という感覚と少し違う、何かそこで満足しているような雰囲気もありました。そこは後半の最後にPKを生み出すようなところの甘さというか、勝ちにいくための努力やエネルギーをもっと絞り出さないと勝ちに持っていけない厳しさみたいなものは、まだ選手たちは理解できていないと思ったハーフタイムでした。後半も状況がいろいろと変わる中で対応しましたが、やはりJ1のチームで地力がしっかりあるなと。GKを中心に、なかなか枠内に飛ばさせてもらえなかったので、結果は0-1ですけども、大きな差を感じる一戦となったなと思っています
神垣 陸
自分のプレーの幅は少し広がった
(いつもとは違った位置でのスタートでした)あのポジションに入るのは初めてでしたが、やれることも多くあったことで、自分のプレーの幅は少し広がったのかなと感じています。もちろんできなかった部分もあるので、そこは改善しながら、与えられたことをやっていきます
■FC東京
松橋 力蔵監督
最後のところでの違いを見せ切れなかった
東京から2,000人以上のサポーターの方が会場に足を運んでくれる中、なんとかですけども勝利を収めることができて、非常にホッとしています。(薄氷を踏む勝利になりましたが、難しいと感じていた部分はどういったところでしたか)さまざまな部分があると思うんですけども、やはりチャンスのところのクオリティーが何か人任せになっているように見えるというか、もちろん選手にはそのようなつもりはまったくないと思うんですけども、そこでしっかりとさらに二次的、三次的なチャンスを見いだすようなジャッジやチャレンジというのはもう少し必要だったかなと思います。そういう中で少し相手に流れが行った中で、対応もやはり後手を踏むような形になってしまったので、そこをもう少しハッキリさせようというところで後半に入りました。そこでもいくつかチャンスを作りながらも、やはり最後のところはというところで、もちろん難しいことは分かりますけども、そこに対しての力強いスピードや最後のところでの違いなど、何かそういうものをやはり見せ切れなかったというところは、ゲームを難しくしてしまった要因の1つでもあるなと。ただそれだけではなく、戦術的な問題もあったので、そこは後半に少し変えることによって多少なりとも(変化があった)。その中でももちろんピンチはありましたので、原因がハッキリこれだと言うことはなかなか難しいです
安斎 颯馬
苦しい展開にしたのは、自分たちだった
展開も苦しくて、前半に何本かチャンスがありましたけど、自分にもチャンスがありました。苦しい展開にしてしまったのは、自分たちです。ただ、こういうときもやっぱり勝ってこそ反省できることだと思うので、(波多野)豪くん中心に守って、最後勝利で終われたことは、1つ良かったかなというふうに思います…