■福岡
金 明輝監督
セットプレーはわれわれの武器
前半の20分から30分近く、僕が準備してきた対浦和の、特にボール保持時の狙いと守備のところのかみ合わせのところで少しイレギュラーが起きていた中で、選手たちがうまく(ピッチの)中で踏ん張ってくれましたが、少し時間がかかりました。そこからはしっかりとコントロールできて、表現できたことがたくさんあったと思います。あとは決め切るところ。当然、それは相手にもありましたが、われわれも流れの中から取れる状況もありましたし、シャハブ(ザヘディ)の背後や、紺野(和也)選手の仕掛けなどがありましたが、セットプレーで取るところはわれわれの武器なので良かったと思うところと、本当に選手たちが連戦の疲れを感じさせないくらいにしっかりとトライしてくれました。選手たちに感謝しています。(今季5勝目を挙げ、上位争いに加わる状況となりました)前節の新潟戦で勝ったあとも、選手たちは『まだまだここからだ』、『物足りない』と口にしていましたし、それを頼もしく感じました。僕自身も前節で勝ちはしたものの、内容には満足していなかったし、今日も課題はあります。だから先を見過ぎず、当然これから難しい時期も来ると思いますので、今日は今日でしっかりかみしめて、次のゲームに全力で臨みたいなと思います
岩崎 悠人
左サイドに変えてから落ち着いた
(7試合ぶりの先発でした)7試合ぶりだから、という思いはありませんでした。右サイドでのスタートだったので自信がありませんでしたが、前半途中でいつもの左サイドにポジションを変えてからは、落ち着いてやることはできました。ただ、ボールになかなか触れない時間が続いたし、何もできなかったので、そこは改善が必要
■浦和
マチェイ スコルジャ監督
チャンスを得点に結びつけられなかった
今日のゲームは良いスタートを切ることができたと思います。アグレッシブに行きましたし、そういうところから相手にとって危険なチャンスを作ることもできたと思います。背後へのボールで(シャハブ)ザヘディ選手がチャンスを迎えたところ以外は、ゲームコントロールができていたと思います。後半はよりスペースが空いてきて、少しカオス的な場面もありましたが、両チームともにあまりチャンスを作れなかったと思います。ミドルゾーンのところは両チームともに組織的にプレーできていたので、ファイナルサードに入ることができませんでした。その中でカウンターのチャンスがあり、松尾(佑介)選手からのパスを受けたチャンスで、チアゴ(サンタナ)選手のボールコントロールがもう少し良ければ、有利な場面につなげることができたと思います。CKのときにクリアが短くて相手がそれを拾い、素晴らしいシュートを打って失点してしまいました。そのあと、フレッシュな選手を投入しながら、中央で松尾選手とチアゴ選手の組み合わせとし、のちに長倉(幹樹)選手も入れましたが、福岡の堅い守りを崩すことはできませんでした。今日は相手に上回られた、という感覚はありません。ただ、サッカーは残酷でもあり、われわれはより多くのチャンスを作りながら、それを得点に結びつけられなかったと思います
石原 広教
方向性はまとまっていたが、結果がすべて
(昨季と比べると良い流れの中でのゲームになったと思いますが?)チーム全体としてやろうとしていること、その方向性はまとまっていたと思います。例えば前線だけがプレスに行って後ろがついていけないというシーンはなかったし、そういう意味ではかなり良かったと言えるゲームでしたが、結果がすべて。勝たなきゃいけない試合だったと思います…