■清水
秋葉 忠宏監督
悪い流れを止めることができたのは大きな一歩
この苦しい苦しい状況の中、聖地・アイスタに17,600人以上のサポーター・ファミリーが、われわれに勇気とエネルギーを与えに来てくれたからこそ、素晴らしいゲームができました。(ルヴァンカップ1stラウンド2回戦・磐田戦での)“静岡ダービー”に敗れたことで大きなダメージを負っていましたが、しっかりと勝点を取れた、悪い流れを止めることができたのは大きな一歩だと考えています。このスタジアムの雰囲気が、われわれの足を最後まで動かせてくれましたし、全員が最後の最後までハードワークしたことでつかんだ勝点1だと思います。しっかりと顔を上げて、ハードワークを続けること、苦しいときだからこそ、やり続ける、やり切るところを肝に銘じながらやっていきます。試合については、前半からボックス内でシュートまで持ち込めるシーンはありました。それを仕留める冷静さ、クオリティー、アイディアを磨いていきたいです。われわれができることは、そのような回数をより増やせるように落とし込むことです。中3日で横浜FMさんとのゲームが待っています。今日は退場者も出してしまったので、次は新しい力も必要になる。全員の力を持って、(公式戦)8連戦のラスト2試合を乗り切りたいと思います
北川 航也
最低限の結果かなと思う
(この勝点1をどう評価されますか?)最低限の勝点1だと思います。去年から僕らは極端に引き分けの数が少ないチームで、負けそうな試合でも引き分けに持ち込めているという点で言えば、1つ成長だとは思います。もちろん、勝ちたかったことは間違いありませんが、(退場によって)10人になったり、相手のやり方に合わせて前半に押し込まれていた時間帯を考えると、最低限の結果かなと思います
■川崎F
長谷部 茂利監督
“あきらめない”は評価しているが…
結果は引き分けでしたが、勝ちたかった試合でした。前半から相手コートで、ゴール前にボールも人も入っていく場面がいくつもあったので、そこで点数を取るべきでした。取れなければこのような結果になってしまうこともあります。それはハーフタイムにも選手たちに話をしました。このような状況に加えて先に失点をしたこともあり、ゲームはさらに難しくなりました。ただ、選手たちは体力的な面も含めて、よくやってくれたと思います。ただし、勝点1では私たちが望んでいる順位に近づいていくことはできないと感じています。(先制点こそ許しましたが、素早く同点に追いつくことはできました。そこからのおよそ20分間、追加点を奪うために足りなかったところはどこだとお考えですか?)フィニッシュに入っていく回数、質だと思います。ゴールに近づいてはいましたが、質のところが少し足りなかったと思っています(3試合連続でビハインドから追いついてドローという結果になりました。選手たちのあきらめない姿勢についてはどう評価されますか?)それは素晴らしいことだと思いますけれども、そのような状況にならないことが必要です。負けている状況から同点に追いついているのであって、試合に勝つという意味で、それは良くないですよね。もちろん、ビハインドになったときの姿勢としての“あきらめない”は評価していますが、都合の良い言い方でもあるのかなと感じています
山本 悠樹
勝点2を逃したという感覚が強い
(今季初ゴールになりましたね)失点した直後だったので、早い時間帯で取れたのはチームとして大きかったとは感じています。ゴール前まで入っていくとボールは来るんだなというポジティブな感覚も得られたので、そこは継続してやっていければと思います。(勝点1という結果をどう捉えていますか?)本音としては、勝点2を逃したという感覚が強いです。ただし、失点をしたあとにチームとして追いつけるところは、今年のチームの良いところだとは思います。そこからもう1つギアを上げることが課題です…