■清水
秋葉 忠宏監督
納谷さんの魂が乗り移ったかのようなゲームができた
清水エスパルスをずっと見守ってきて、さまざまな歴史を紡いできてくれた納谷(聖司)さんが亡くなられ、その魂が乗り移ったかのような素晴らしいゲームができました。フットボールを愛し、清水エスパルスを愛した方が、このような結果をもたらしてくれたと思います。納谷さんの言葉にもありましたが、強いことも大事ですが、やはり愛されることが大事です。そのためには、当たり前ですが、ひたむきに、常に最後の最後まで走り抜く、戦い抜く、サポーター・ファミリーを大事にする。そんなクラブ、チーム、選手でありたい。そのような思いを抱いて試合に臨んだ中で、選手たちがまさにそれを体現してくれました
宇野 禅斗
今までで一番良い入りができたと思う
(16日に行われた直近のJ1第12節・横浜FM戦は終盤に足をつっていましたが、今日は最後まで完全に走り切りましたね)そうですね。まあ、個人としては走っただけという感じです(笑)。(前半のチームの過ごし方はどのように感じていましたか?)まず、チームとして入りを大事にしていた中で、(松崎)快くんが最初のチャンスをきっちりと決めてくれたので、今までで一番良い入りができたと思います。一方で、その後すぐに失点してしまったことは大いに反省しなければなりません
■福岡
金 明輝監督
失点の仕方は安いと言わざるを得ない
本当にたくさんのファン・サポーターが清水まで来てくださり、声を枯らすまで、われわれの後押しをしてくれました。そのような方々を笑顔で帰せなかったことが、本当に残念です。ただ、選手たちは非常にハードワークして、われわれのアビスパスタイルを体現してくれました。決して悲観的に捉えてはいないです。アグレッシブに戦い抜きましたし、特に前半はボールを保持しながら前進する場面を多く作り出すことができました。失点の仕方は安いと言わざるを得ません。前節の横浜FM戦は開始10分ほどで失点し、今回も前半の立ち上がりとアディショナルタイムに失点をしています。当然、ほころびを突かれた部分もあるとは思いますが、自分らで招いた結果だと思っています。きっちりと振り返って、修正して、もう一度立ち上がりたいと思います
見木 友哉
失点はアビスパらしくないものだった
(3失点という数字について)失点はいずれも、一瞬のスキを突かれたものやセットプレーで、アビスパらしくないものでした。時間帯も前半の立ち上がりとアディショナルタイムで、弱いチームにありがちなものだったと感じています。チームとして緩みがあったのかもしれません。その緩みがなかったからこそ、ここまで勝ち続けることができていました。このようなゲームは繰り返してはなりませんし、チームも共通認識として持てています…