■FC東京
松橋 力蔵監督
攻撃を完結させることができなかった
ゴールデンウィーク中ということで、本当に多くのサポーターの方々がスタジアムに足を運んでくださり、われわれをサポートしてくれました。にもかかわらず、見どころの少ない、非常に残念なゲームをしてしまったと感じています。申し訳ない気持ちでいっぱいです。(具体的に、どこが一番うまくいかなかったですか)数字上では、多少ボールを保持していた時間もあったかもしれませんが、攻撃の目線がほとんど合っていなかったことが大きな要因だったと思います。長いボールを使って有効に運ぶことができれば、それはそれで有効だったはずですが、その方法がうまくいかない中で、ほかの手段に切り替えるという部分でも視点が合わなかったです。後半は押し込む時間もありましたが、最後の部分で攻撃を完結させることができませんでした。逆に、そこからカウンターを受ける場面もありました。一つひとつのプレーの中で、ボールを握る、時間を作るといったことや、個々のプレーのクオリティーに関しては、エスパルスさんのほうが上回っていたように感じました。今日はわれわれらしさが出せず、そういう意味で内容の乏しいゲームになってしまったと思います
土肥 幹太
ただボールを蹴るだけになっていた
力不足だったと感じています。引いていた相手に、ただボールを蹴るだけになってしまっていました。もっと相手を引き出してから蹴るべきだったと思います。もう少し崩してからロングボールを入れないと、有効な攻撃にはならないと感じました。(3バックでの手ごたえはいかがですか)失点もしていますし、攻撃にももっと参加できると思います。自分が攻撃に関わって、クロスを上げるシーンももっと増やせると思うので、中の枚数もかけながら、攻撃を厚くしていけたらと思います
■清水
秋葉 忠宏監督
誰が出てもハードワークできることを示せた
(直近のJ1第11節・福岡戦から)試合間隔が8日間空いた中で、選手たちがスタートからエネルギッシュにハードワークするところを見せてくれました。技術、判断力、アイディアがある選手がどれだけサボらずにハードワークし、インテンシティーを上げることが重要だといつも伝えている中で、チーム事情的には緊急事態もあったのですが、誰が出てもハードワークできることを示せたことが今日の勝利につながったと思っています。また、味スタまで4,500人以上のサポーター・ファミリーが駆けつけてくれました。オレンジ色の大歓声が、われわれにエネルギーとパワーを与えてくれましたし、そのおかげで選手たちは最後までハードワークすることができました。(宇野 禅斗選手は慣れないCBでの出場でした。狙いと評価を教えてください)最高の評価に値する仕事をしてくれました。当たり前ですが、プロのレベルでポジションを変えるのは決して簡単ではありません。特定のポジションを専門にやってきて、スペシャルな選手がそろっているのがプロの世界です。その中で、正直に言うと、昨日の練習でやったわけでない中で、ぶっつけ本番でやってみせる。リーグ戦で初スタメンだった弓場(将輝)も含めて、2人のインテリジェンスの高さとサッカーセンスには脱帽しますし、素晴らしい準備をしていたからこその対応だと思います。彼には最高級の評価を贈りたいと思います
乾 貴士
2点目を取れたのはすごく大きかった
(自らのゴールシーンを振り返って)最初は(ドウグラス)タンキへのパスも選択肢の中にあって、タイミングを見ていたのですが難しかったので、股抜きをしてシュートしようと判断しました。シュート自体はたまたまですが、チームとして2点目を取れたのはすごく大きかったです。(股抜きは狙いどおりだったのでしょうか?)相手が来ていたのは分かっていたので、股を抜くイメージはできていました…