■町田
黒田 剛監督
最後までやり切れないところに甘さがある
非常にコメントが難しい試合となりました。前半を1-0でリードしただけに、非常に残念な結果となってしまいました。なかなか整理はできませんが、中3日でまた試合があるため、気持ちを切り替えて臨まなければなりません。近い試合の中で同じような時間帯に失点をしてしまっていることは最後のプレー判断も含めて、最後までやり切れないことにわれわれの甘さがあるんだという認識、反省をしなければなりません。最後に京都さんにスキを突かれたことはわれわれの弱さでもあります。ただ、リーグ戦はまだ半分も終わっていませんので、この結果を受け入れて前に進まなければなりません。(相馬 勇紀選手がメンバー外だった理由と、前半途中に脳震盪の疑いで交代した中山 雄太選手の現在の状態はいかがでしょうか)相馬のケガの状態を考慮してその形になりました。まだドクターのほうからはこちらに正式な情報が入っていないため、その程度に関しては確定次第、新たな発表があると思います。中山に関しては検査をしなければならず、私の一存ではコメントできません
林 幸多郎
特に後半は一歩ずつ対応が遅れていると感じた
(特に1失点目はつぶしどころがいくつかあった中で、最終的に失点の形まで持ち込まれてしまいました。そこに象徴されるように局面でのルーズさが見え隠れしていた印象です)個人的な感覚で言えば、特に後半は一歩ずつ対応が遅れているなとは感じました。疲労の影響なのか。意識の問題なのか。どちらかなのかもしれません
■京都
曺 貴裁監督
総合力で勝った。今季を象徴する試合だった
連敗をしていたことも含めて、自分たちが今季どの位置を目指していくかを試されているかのような試合でした。総合力で勝つという意味では、原 大智がアクシデントで替わったように、全員の力が必要という今季を象徴する試合になりました。町田さんの試合を分析している中で、ウィークポイントやわれわれが勝れる部分はありましたし、ロングスローの展開から失点こそしましたが、おおむね悪い流れだとは思っていませんでした。後半に相手の足が止まったときに交代選手を送り出すプランもうまくいきました。非常に充実した90分プラスアディショナルタイムとなりました。今朝のインテル対バルセロナを見てもそうですが、インテルがそのままいくのかなという中で3点を返したバルセロナの力強さがありました。それでもサッカーの神様はそこでは終わらせずに、インテルが勝利するという、ほんの少しの差が勝敗を分ける一流の試合を見たときに、自分たちでどうにもできないことはありますが、地球の裏側ではリスペクトすべき存在がいる中で、そこに追いつこうということではなくても、そういうことが起こり得るんだというマインドセットだけはしようと選手たちに働きかけてきました。欧州チャンピオンズリーグのように華麗で皆さんの心を打つような試合をできたかは分かりませんが、Jリーグでもそれに近い試合をできたと思います
太田 岳志
ウチの選手がコースを切ってくれていた
(81分ぐらいにサイドからのクロスに対して、太田選手が止めた場面はどういった準備をされた結果でしょうか)ファーサイドに関しては、ウチの選手がスライディングをしてコースを切ってくれていたので、自分はニアのボールに対して、6:4か7:3ぐらいの重心を傾ける形でのポジショニングをしてボールに反応しました。それがセービングにつながったと思います…