■浦和
マチェイ スコルジャ監督
交代で入った選手がエネルギーを注入してくれた
ファン・サポーターの方々にとっては、かなり興味深い前半になったのではないでしょうか。高い強度で、非常に良い攻撃のプレーがたくさん見られたと思いますし、サポーターの方々が素晴らしい雰囲気を作ってチームとともに戦ってくれました。試合自体は難しいものになり、早い時間帯で失点してしまいました。しかしそれで自信を失うことなく、しっかりとマネジメントができたと思います。相手の背後のスペースを使いながらチャンスを作りました。切り替えのときの中盤のコントロールを特に心がけました。そこを経由してカウンターを仕掛けるのがFC東京の1つの武器だからです。前半のうちに追いついたことは良かったと思います。後半はさらに強度を上げていこうとしましたが、ゴール前で相手に3対1というアドバンテージを与えてしまい、しっかりとコントロールできなかった状況がありました。それでまたリードされてしまいましたが、交代で入った選手がしっかりと新たなエネルギーをチームに注入し、逆転してくれました。うれしい結果となりましたし、サミュエル(グスタフソン)がケガから復帰してプレーできたこと、トモ(大久保 智明)が久しぶりに60分以上プレーできたこともうれしい要素です。あとはチアゴ(サンタナ)が戻ってくればメンバーがそろう状況になります
松本 泰志
自分の得点が勝利につながったのが一番うれしい
(これまではリードした状況で入ることが多かったが、ビハインドだと心境は違うか)全然違いますね。やっぱりビハインドだと前に行くしかないので、自分のストロングもより出るかなと思います。(2ゴールという結果もついてきた)本当に先輩方のクロスが良かったので、自分は押し込むだけでした。そこは感謝したいですし、自分自身もホーム初ゴールだったのでうれしいです。あとはやっぱり、得点が勝利につながったのが一番うれしいです
■FC東京
松橋 力蔵監督
非常に悔しいゲームだったという気持ちでいっぱい
東京から多くのファン・サポーターの方が足を運んでくれた中で勝利を収められずに、非常に申し訳ない気持ちと、選手は非常に頑張ってくれたゲームだったのにもかかわらず、最後はああいう形というか逆転されて、非常に悔しいゲームだったという気持ちでいまはいっぱいです。(浦和の2点目について、レフェリーからどのような説明があったか)オフサイドの検証とハンドの検証で、『ハンドの検証の対応に遅れが出てしまったのはわれわれの非です』というところでした。ハンドの事象はなかったということで、そこは受け入れるしかなかったなというところです。(2-2にされてから逆転されるまでの試合運びについて、スタジアムのボルテージも異様になっていたと思うが、選手たちに戸惑いなどは感じたか)心の中のことは見えないので特に焦りを感じたわけではないですが、会場のエネルギーを圧力として少しは感じながらだったと思いますし、一歩や一手が遅れたかもしれません。ただ、そういうものは言い訳にならないので、やるべきことをしっかりやる、寄せるべきところをしっかり寄せる。(クロスを)上げられたとしてもタイトにつく。それは当たり前のことで、そこができていなければどんな戦術でも守ることはできない。そこをしっかり詰めていかないといけないとは思っています
高 宇洋
全員の意思統一はもっと必要かなと思う
(先制して、うまくゲームを運べる時間帯もあったと思うが)そこで動かしながら進入するところや、エリアを取りにいくところはできているところもありました。あとは体力的な部分なのか、一気にガクッときたときになかなかボールホルダーに行けないし、奪ったボールもつながらなくて押し込まれる展開が多くなった中で、全員の意思統一はもっと必要かなと思います…