■横浜FC
四方田 修平監督
小川 慶治朗が起死回生のゴールを決めてくれた
PK戦にもつれ込みましたが、本当に選手たちは力を振り絞って、よく戦ってくれました。サポーターの声援にも後押しされながら、劣勢の状況をはね返すことができたと思います。今日も風が強かったですが、前半は非常に良い形で試合に入れたと思います。ただ、セットプレーでは町田の強さが際立ち、彼らの得意な形で押し込まれてしまい、『一枚上手だな』と感じさせられる形で先制点を押し込まれてしまいました。後半は風上になって流れを引き戻そうとしましたが、なかなか攻め込めない時間が続きました。それでも終盤にはチャンスを増やし、カウンター気味ではありましたが、小川 慶治朗が起死回生のゴールを決めてくれました。延長戦では、選手たちの『勝ちたい』という強い意欲が前面に出て、中盤の攻防でもしっかりと勝って多くのチャンスを作り、相手を押し込む展開ができました。逆に決め切らなければいけない場面も多くあったので、正直、PK戦は少しイヤな予感もしていました。それでも、フェリペ メギオラーロの素晴らしい活躍、そしてキッカーたちの落ち着いたシュートが勝利につながったのだと思います。夜遅くまでサポーターの皆さまには応援していただき、少し申し訳ない気持ちもありましたが、それ以上に、チームとサポーターが一体となって勝利で締めくくることができて、本当にともに作りあげた良い試合だったと感じています
小川 慶治朗
その思い切りの良さで決め切れたと思う
(得点場面は)自分の良さである裏への抜け出しで、あとは思い切り打ちました。コースをどうというよりも、対角に思い切り打つということだけで、その思い切りの良さで決め切れたと思います
■町田
黒田 剛監督
守備と攻撃の表裏一体のアプローチがまだまだ甘い
1-0でリードしつつ、そのほかにも決定機がありながら、2点目を取れなかったということは決め切るためのスキルが足りないということに尽きると思います。なかなか簡単にスキルが上がるわけではないため、スキルを上げられるように積み上げていくしかありません。84分の失点シーンに関しては、われわれの攻撃時のセットプレーからのカウンターの展開でした。あの時間帯で攻撃を自重しなければならなかったでしょうし、そのあたりをコントロールするという点に関しては、われわれが準備してきたことに甘さがあったということです。コーチングスタッフの間でも、リードしている終盤の時間帯にあれだけの人数を攻撃参加させる必要があったのかを精査する必要があります。またリーグ戦も同様に、終盤の時間帯での失点というのは昨季まではあまりなかった現象ですが、それが今季起こっている理由は、守備と攻撃の表裏一体のアプローチがまだまだ甘いということだと思います。今日の試合は1-0で勝ち切らないといけないゲームです。簡単に改善できることではないですが、また中3日でリーグ戦が始まりますから、次(リーグ次節)の岡山戦に向けて気持ちを切り替えて臨みたいと思います
藤尾 翔太
効果的な形を作れるようにしていきたい
(個人としては今季の公式戦初ゴールを決めながら、チームとしては悔しい結果になりました)前半から多くのチャンスもあった中で追加点を取れなかった甘さがカウンターからの失点につながりました。改善しなければなりません。(もっと点を取るために必要なことは?)クロスに対して、どこに誰がどう入っていくか、チームメートとコミュニケーションをとりながら効果的な形を作れるようにしていきたいです…