■富山
安達 亮監督
1点を取り返せないのが現状の力
悔しい。勝点ゼロはいまのカターレ富山にとっては非常に痛い。ただし、前節(J2第18節)・秋田戦と今節・水戸戦で取り組まなければならないことがハッキリ見えてきたので、ポジティブに捉えてやっていきたい。前半の終わりに少しイージーな感じで失点を喫してしまった。その1点を取り返せないのが現状の力。前半の最初にもCKが3本続いたように、どこかで失点を喫してしまう可能性はあるので、2点は取れるようにしたい。もちろん失点ゼロの粘り強いチームもありだが、J2ではそれをやろうとして下がってディフェンシブな戦いをしても力負けしてしまう。下がって守るというよりも積極的にボールを奪いに行く、そして積極的に点を取りに行き、たとえ1失点しても2点取れるぐらいのチームにしたいと思っている。今回もその雰囲気というか、良いチャンスも作れていたので、それをもう少し数多く作れるようにトレーニングしていきたい
椎名 伸志
点を取ってチームを助けたかった
自分が出場してからの後半の45分間にもチャンスはあったので、点を取ってチームを助けたかった。(60分にヘディングシュートを放ったシーンは)監督が交代してからクロスに対してニアに飛び込む意識をより強く持っていて、走り込んだ。決めたかった
■水戸
森 直樹監督
選手たちが柔軟性を持ってやってくれた
富山さんが監督交代して2試合目ということで、なかなかどういうサッカーをしてくるかという情報がなく、1試合しか見ることができていなかったので、自分たちのアグレッシブさを出すためにどうやって守備をやっていくかというところを今週トレーニングしてきた。思った以上に富山さんのパスワークやGKを使ったビルドアップという部分で、攻撃に移る前に守備で疲弊させられてしまって、本当に苦しいゲームになったと思う。その中でも選手たちが全員で共有して、ピッチ内で守備を合わせて、どうやって攻撃するかというところを柔軟性を持ってやってくれた。数少ないチャンスで点を取ってくれたことが良かった。来週、今日できなかったことを修正して、ホームに帰るので、前期最後のゲーム(J2第19節・鳥栖戦)をしっかり戦いたいと思う
寺沼 星文
自分のゴールで6連勝できたのはすごく感激している
(自身の得点場面を振り返って)けっこう苦しい時間帯だったが、板倉(健太)から縦に背後へのボールが来て、相手に競り勝ってGKが出てくるのが見えたので、ワンタッチでループシュートを決めたという感じ。(クラブ史上初の6連勝となった。率直な思いは?)この歴史的な一戦に自分が携わったのと、自分のゴールで6連勝できたのはすごく感激しているし、うれしく思う…