■大分
片野坂 知宏監督
一瞬のところでスキを作ってポイントを落とした
前半戦最後にホームに秋田さんを迎え、雨が降って天候が悪い中、1万人を超える方々にご来場いただいたにもかかわらず、その応援に応えることができずに非常に悔しい。今日も対秋田というところで準備してきたことを、前半はある程度、想定した中で戦い、得点も挙げることができた。やりたいサッカーをやれていた時間もあったと思う。ただ、後半に入ってからはなかなかチャンスを作れず、どうしても受けてしまってラインが下がり、ボールの取りどころも少し低いところになるし、取ったボールをうまく展開できないところもあって、なかなか追加点を狙えずに、守ることの多い後半になった。後半も多くチャンスメークしていくことが自分たちの課題になると、今日はあらためて感じた。そうしないと今日のように何が起きるか分からないJ2のリーグ戦の試合なので。秋田さんは今日、ビハインドになっても得点を狙って徹底してプレーされたことが報われたと思う。われわれは一瞬のところでスキを作ってポイントを落とした。そういう勝負の分かれ際で反省することの多いゲームになった。今日から3連戦で、中2日で天皇杯の札幌さんとのゲーム。そしてまた中2日で、(次節は)アウェイで徳島さんとのゲームがある。天皇杯はレギュレーション上、120分+PKまであるので、誰がピッチに立てるかをしっかりと見極め、中2日で準備して、切り替えてやっていきたい
伊佐 耕平
伸弥のボールが良かった
(ゴールシーンを振り返って)(宇津元)伸弥のボールが良かった。その前にクロスを上げたのに誰も中に入っていなかったシーンが頭に残っていたので、そこに入ろうと思った。GKは特に見ていなかった。(前半の流れをどう見ていたか)うまくスカウティングどおりに逆サイドを使って展開しながら攻撃できていた。相手は蹴ったボールがなかなか収まり切らず、こちらのペースで進んでいた
■秋田
吉田 謙監督
秋田一体で秋田のために選手たちは戦ってくれた
限界突破。助け合い、励まし合い、信じ合う。それがなければ限界は突破できない。自分のためだけでは限界は突破できないと思う。秋田一体で秋田のために選手たちは戦ってくれた。(蒸し暑さや断続的な雨でタフなゲームになったが、選手たちにかけた言葉は)日常から信頼し合っていることを出し切る力は、自分を信じて、仲間を信じなければ出し切れない。限界突破、と伝えた。(後半は大分が少しシンプルな戦い方になった。それへの選手たちの対応は)一つひとつの寄せ強度。さらにもっと強い選手、強いチームを目指していく
佐藤 大樹
2点取って勝つことができたので良かった
前半の試合の入り方には課題もあったし、うまく試合運びができなかったところもあったのだが、それを立て直すために一人ひとりが声をかけ合い、修正するところはしっかりして、ハーフタイムに共通理解して挑めたところで、後半はああいう試合運びができた。個人としても2点取って勝つことができたので、本当に良かった…