■東京V
城福 浩監督
奪ってからもっとマイボールの時間を長くしたかった
サポーターに悔しい思いをさせました。われわれも非常に残念だし、彼らに残念な思いをさせたということも非常に残念です。試合に関しては、プレッシャーに行くべきところと相手に回させるところのメリハリをつけて、奪ってからもっとマイボールの時間を長くしたかったです。そういうプランで試合に入りました。『悪くはなかった』という言葉は使いたくないです。相手にペナ(ペナルティーエリア)へ進入されて、最初のチャンスでやられた。もちろん前線の間の閉め方とかそういう問題はあるにせよ、われわれが最終ラインを基本的に3枚でやっていて、あのエリアになれば5枚で対応するはずが、まあ簡単にクロスで点を取られる。2点目も5枚いる中で非常にイージーな失点だったので、自分たちの甘さを痛感させられたなと思います。前がすべてを守り切れないのであれば、後ろが守ってやるという気概がなきゃいけないですし、その気概を受けて前も最後のゴール前のところ、あるいはその前のチャンスメークのところで責任を持った判断をもっとしていかないといけないなと思います。自分たちで焦れて簡単にクロスを入れるのではなくて、後半の最初も少しそういうシーンを見せられたと思うのですけども、相手が焦れるようなボールの動かし方とゴール前に入っていく迫力というのは、このチームがもっと備えていかなきゃいけない問題かなというふうに思っています
綱島 悠斗
垣田に起点を作らせる瞬間をゼロにしたかった
(柏の起点となる垣田 裕暉選手と対峙したバトルシーンが印象的でした)90分を通して彼に起点を作らせる瞬間をゼロにしたかったというのは、正直なところあります(※垣田は61分で交代)。そこができなかったというのは、やっぱり自分自身の今後の伸びシロだなとは思います
■柏
リカルド ロドリゲス監督
もう少し試合をコントロールしたかった
前半に関しては、われわれが予想していたほどにはヴェルディさんがプレスには出てこなく、待って守備をするという形をとってきたので、若干われわれも修正をしなければいけませんでした。その修正を加えるまではなかなか良い形で前進することができず、ただその修正を加えたあとに関しては良いプレーが前半を通じてできていたと思います。その良いプレーの中から先制点、そして追加点を取れたところをとても評価しています。後半に関しては、ルヴァンカップ(プレーオフラウンド)の2試合のようにヴェルディさんも前から出てきましたし、そしてわれわれも若干守備に回る展開になってしまいました。そこは課題として残される部分です。もう少し試合をコントロールしたかったですけれども、なかなかできない苦しい時間帯が続いた後半でした。ただ、試合終盤に瀬川(祐輔)の決定的なチャンス、そして最終的には(細谷)真大の追加点によってしっかりと3-0という形で試合を終わらせることができたというのは、評価できる部分かと思います
小屋松 知哉
僕とミツくんの位置を少し見ながらポジションを取る
(中川 敦瑛選手がボランチに入って、彼も攻撃的な選手ですが、中央のバランスというのはどのように見ていますか)彼の位置が低かったら、そのポジションをマサ(渡井 理己)が取るか僕が取るかで、そこを空けちゃうとバランスが悪くなっちゃうので。ノブ(中川)のところのポジションは見つつ、僕の場合も僕とミツくん(三丸 拡)の位置を少し見ながらポジションを取るようにはしています…