■清水
秋葉 忠宏監督
勝ちたかった。それが正直な気持ち
勝ちたかったですね。それが正直な気持ちです。この暑い中、16,400人以上のサポーター・ファミリーが駆けつけてくれて、やはりここは“聖地”のアイスタなんだと思わせてくれる雰囲気でした。『父の日』に、清水エスパルスを愛するお父さん方に、プレゼントとして勝点3を届けられなかったことが残念です。ただ、直近はセットプレーで失点が続いており、前節のセレッソ大阪戦では4失点を喫していた中で、選手たちには『もう一度、強固で粘り強い守備をしよう』と話をしていました。しっかりとクリーンシートで狙いどおりにしのいでみせた集中力、修正力は評価していますし、セットプレーの守り方、そしてキックオフ時のシステムを少し変えた中で、全員が最後の最後までハードワークした結果としてのクリーンシートだと思っています。この暑い中でも、相手以上に走り、最後まで勝つために戦った選手たちの姿勢は、リスペクトに値します。今日は選手たちの頑張りに感謝します。だからこそ、試合後の選手たちも悔しそうにしていましたが、仕留められる場面がいくつかあった中で、そこを仕留めさえすればわれわれのゲームでした。そこは引き続き何度もやりながら。まずはクリーンシートでしっかりと抑えたところ、セットプレーを修正したことを評価して、点を取る部分についてはトレーニングの中で高めていければと思っています
山原 怜音
無失点で終えることができたのは、プラスに捉えてもいい
(スコアレスドローの結果をどう捉えていますか?)まずはひさびさに無失点で終えることができたのは、プラスに捉えてもいいと思います。ただ、振り返ると、自分を含めて決められそうな決定機は複数回にわたってありました。勝ちに持っていく戦いをしなければなりませんでした。なので、結果については悔しかったです。自分が勝たせることのできたゲームですし、チームとしても個人としても、ギリギリの戦いを勝ちに持っていくことで得られる成長もあると思っています
■G大阪
ダニエル ポヤトス監督
良いフットボールの試合だったのではないかと思う
良いフットボールの試合だったのではないかと思います。ガンバが多くの時間において、エスパルスをコントロールすることができました。相手の最終ラインが5枚できたことは大きな驚きでしたが、相手のシステム変更にも適応し、その上で自分たちの形を見せることができました。特に後半のパフォーマンスは良かったと感じています。先制点を取れるチャンスもありました。確かにエスパルスさんも多くのチャンスを作りましたが、われわれも同様でした。疲労の面もあって、後半の時間が経つと、1点が結果を分けると感じていました。スコアは0-0で終わってしまい、決して満足できない結果ではありますが、これからの後半戦でポイントを積み上げていくことを考えると、ポジティブな1ポイントとも捉えられます。次の天皇杯(2回戦・ヴィアティン三重戦)に向けても、しっかりとした準備をしていきます。(加入直後だった安部 柊斗選手を先発起用した理由と、今日の評価を聞かせてください)正直、この1週間の中で、迷っていたのは事実です。ただ、この試合ではエスパルスさん相手に、ボールが持てる展開を予想し、ダイナミックさを求めていく中で、ネタ(ラヴィ)と柊斗のコンビを選びました。彼の適応のために時間は必要だと思いますが、ベルギーで見せてきた走力・運動量などの強みについては、この試合でも見せてくれました
一森 純
無失点で抑えられたのは、GKとして1つ自信になる
(数多くのファインセーブがありましたが、ご自身のパフォーマンスをどう振り返りますか?)僕としては、チームが勝つことがすべてなので、勝ちを持ってくるために自分に何ができたかは、いまも考えてしまいます。ただ、直近はチームの失点が増えていた中で、無失点で抑えられたのは、GKとして1つ自信になりますし、理屈を抜きにしても、結果は大事だとも感じています…