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J2リーグ 第38節
11/29(土) 14:00 @ フクアリ

千葉
5
2 前半 0
3 後半 0
試合終了
0
今治

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集大成。過去最大のWIN BY ALLを

2025/11/27 20:06

■千葉
やるだけ。結果を出すだけ。勝って天命を待つ

 米倉恒貴はJ1昇格をかけた最終節に向けた週初めの練習で、すでに感情が昂っていた。
「なんか、ヤバいっすね。試合が終わって笛が鳴って、昇格が決まるまで感情が爆発しないように抑えるような感じ。いいテンションで試合に臨めるようにして、終わったあとにはじけたい」
 千葉の選手としては自身だけが経験している17年ぶりのJ1復帰へ、気持ちがはやる。聞かれたことは「最終節にどう臨むのか?」。それなのに、米倉が思わず口にしたのは試合後のことだった。
 その米倉に現状を「楽しい」と話していたと明かされた石川は、「そうっす」と笑いながら続ける。「残留争いしかしたことがなくて、違うヒリヒリ感だった。圧倒的にこっちのほうが楽しい」。
 浮かれているわけではない。
 石川が「楽しい」と感じられるのは、追われる立場ではなく、追う立場として自分たちは勝つしかなく、その状況は「ずっと同じ。勝たなきゃいけない試合を毎回つなげた結果がいま」という自覚と自信があるから。
 米倉が冷静に戦うことの重要性を知りながら昇格の決定をイメージするのは、「負けたときのことは負けたときに考えればいい」から。そして、この16年間のうち11シーズンのチームを知り、今季につなげてきたものをピッチの外で見ることが多かったチーム最年長としてこう思うからだ。
「もう十分すごいですよ。みんなよくやっている。だから最後に結果を出すだけ。もうそこまできたので、やるだけ。積み重ねをただやるだけ」
 16年の歴史。小林体制3年間の積み重ね。J1昇格を信じ、ホーム・フクアリで戦う最終節は、集大成である。(文・菊地 正典)

■今治
引き立て役にはならない。今治はかみつきにいく

 引き立て役に回るつもりは毛頭ない。すでに『J1昇格』という大きな目標が断たれている今治にとって、この最終節はいわば消化試合だが、J2昇格初年度最後の舞台で残せる爪痕は、“空気を読まない”試合を演じることだ。J1自動昇格がかかった千葉相手の、完全アウェイ戦で勝利することは、十分にその価値がある。
「以前も目の前で昇格を決められた。次は千葉を勝たせて昇格を決められたくはない」(近藤)
 今治は昨季、敵地・大宮戦で相手のJ3優勝を、一昨季には敵地で愛媛が優勝の瞬間を迎える姿を目撃している。2年連続で歓喜のボルテージが最高潮になる対戦相手を目の当たりにし、その都度、強い屈辱を味わってきた。同じ思いはもう味わいたくはないはずだ。
 しかし、その一方でチームは苦しい状況にある。今節は複数の主力選手がごっそり抜けた状態で臨まざるを得ないからだ。
 WBは右の梅木が前節に負傷し、今節は離脱を強いられることが濃厚。左は弓場が前々節に受けた今季4度目の警告とその後の一発退場によって、今節も出場停止。ここ数試合、2列目で存在感を示している安井は千葉からの期限付き移籍中とあって契約上出場できない。極めつけは、今季17得点を奪い、チームの絶対エースに君臨しているマルクス・ヴィニシウスの不在。前節の警告で今季二度目の出場停止処分となっている。
 しかし、指揮官はこの窮状だからこそ、これまで折に触れてチームの強みとして発してきた“かみつきにいく”という能動的なハントワークにフォーカスする。失うものが何もないチームは無心で、鼻息の荒い犬にかみつきにいくだろう。(文・松本 隆志)

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