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J2リーグ 第38節
11/29(土) 14:00 @ みらスタ

山口
3
1 前半 1
2 後半 1
試合終了
2
大宮

Preview 試合プレビュー

人生をかけた90分

2025/11/27 20:07

■山口
勝って天命を待つ。過去最大の維新劇場開幕へ

 前節に熊本が引き分けたことで、残留へ首の皮一枚でつながっている。だが、生き残るためには富山の結果も関わることとなった。
 山口がJ2に残留する条件は、まずは最終節で大宮に勝利すること。そして他会場で、熊本が敗戦し、さらに富山が引き分けるか敗戦することだ。
 前節・いわき戦の引き分け(0△0)で、山口の今季の引き分け数はリーグ最多となった。最後まで1点を奪えなかった前節について、中山監督は「縦に速いプレーの一辺倒ではなく、ボールを動かすことにチャレンジしていくことも必要」と、自戒の念を込めたように話した。
 山口はここ数試合、失点しないことを優先するあまりにセーフティーなプレーに終始している。残留争いの渦中にいるだけに仕方がないことではあるが、得点しなければ勝利はない。得点を奪うためにはリスクを背負わなければならないし、指揮官がそのように決断しなければならない。いまこそ、その勇気が求められる。
 今季、開幕時にはリハビリをしながら主将を務めてきた河野は「セーフティーにやることがすべてネガティブではない。セーフティーにやる中で、相手の陣地に押し込み、相手の守備の出方をうかがいながらボールを保持することも大事」と話している。強敵・大宮相手に勇気をもってボールを動かし、少ないチャンスを確実に仕留めたい。
 大宮に勝利しても残留できるかどうかは分からないが、結果がどうあれ、後世に語り継がれるような試合になるだろう。
 J2に昇格して10年目、過去最大の危機に陥っているが、舞台は何度も奇跡を見せたホーム・維新だ。過去最大の“維新劇場”の幕が開く。(文・田辺 久豊)

■大宮
勝てばPO進出。それは自分たちを貫いた先に

 宮沢監督就任後、初の敗戦となった前節・徳島戦(1●2)。ホームで素晴らしい雰囲気が作られた中での逆転負けだったが、そこで出た課題を明確にしてチームは次に進んでいる。オフ明けとなった26日の練習の最後には、最終ラインの選手たちで“誰がボールホルダーにチェックへいくのか、その際にどこをカバーして、どうスライドするか”を確認。失点時に出た課題に対してDF陣が取り組み、「みんなの共通認識がないと咄嗟に動けなかったりするもの。意識がまとまる感じがした」(イヨハ)と選手たちも話した。試合で出た課題を修正して次に向かう。このサイクルも最終節を前にしても変わらない。
 高い強度の練習も続いており、指揮官は少しでも緩い守備があれば「それではJ1にいけない!」と叫んだ。全員で目標に向かう姿勢も強い。
「監督が代わったときから、プレーオフまで、自分たちのサッカーをやり続けるということを言い続けている。やり方は変わらない」
 これは谷内田の弁であり、前節の敗戦によって自動昇格の芽が消えたことによるダメージが少ないことも意味している。「すべてがファイナル」。選手からも、現在の大宮の指針は変わらず聞こえてきた。
「ここまできたら、運も大事。それをどう手繰り寄せるかは、日常にかかってくる。どこのチームとも差はないし、しびれるゲームは続く。守備も大事だし、セットプレーもカギになる」と、出場停止が明ける副将の市原は展望した。
 残留争いの真っ只中で戦う山口に対して受け身にならず、大宮らしく前に出ていく姿勢で勝点3をもぎ取る。(文・田中 直希)

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