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J1リーグ 第38節
12/6(土) 14:00 @ アイスタ

清水
1
0 前半 0
1 後半 2
試合終了
2
岡山

Preview 試合プレビュー

J1でのすべてをぶつけろ

2025/12/4 21:32

■清水
ファンタジスタ乾の退団。最後まで超攻撃的で

 秋葉忠宏監督が「日本サッカー界の宝」と称する、唯一無二のファンタジスタが、オレンジのユニフォームを脱ぐ。多くのサポーター・ファミリーにとって、驚きの一報となったのではないか。
 現場の空気感を肌で感じられる環境にある筆者のような立場であっても、いざ発表されると、心に残るのは寂しさだ。最年長ながら誰よりも明るく声を出し、何よりも無邪気に、まるで少年のようにサッカーを楽しむ。指揮官の「トレーニングで(乾)貴士のプレーを見るのが毎日楽しみだった」との言葉はそのとおりで、乾貴士のいない三保グラウンドなど、昨季からこのクラブを担当するようになった筆者には想像できない。
 だが、決断は下された。その背景は、シーズン終了後の総括記事で触れるため割愛するが、いまの我々にできることは、最終節で、アイスタのピッチを縦横無尽に駆け回る背番号33の姿を目に焼き付けることだ。
 今季、チームで唯一リーグ戦全37試合のピッチに立っている事実が証明するように、秋葉監督からは揺らぐことのない信頼を寄せられている。“超攻撃的・超アグレッシブ”なスタイルを体現する上で必要不可欠な存在であった乾が、アイスタを沸かせることではじめて、“秋葉清水”の集大成にふさわしい試合を演じることができる。
 何よりも、“清水の乾”として臨むラストマッチの相手は、本人が「僕にとって特別なチーム」と語る岡山だ。オレンジの歴史に名を刻んだスーパースターは、彼らしく笑顔も交えながら、シンプルな言葉で、次のように意気込んだ。
「最後、どちらのチームに対しても、いいパフォーマンスを見せられるようにやりたい」(文・榊原 拓海)

■岡山
最後にぶつかっている壁を乗り越えろ

 前節のホーム最終戦でも勝利できず、岡山は10試合勝ちなしとなった。全く歯が立たないわけではない。ただ、相手を上回ることもできていない。チームとしても、個人としても、そういう試合が続いており、木村はとても悔しそうに浦和戦を振り返った。
「ここ数試合も別に悪くない感じだと思うんですけど、結局それ止まりなところがあります。僕自身もシュートチャンスがありましたし、もっともっとこだわらなきゃいけない。そうやって毎回言っているようじゃ本当にダメだと思うんで、周りどうこうじゃなくもっと自分にベクトルを向けてやりたい」。
 J1に初挑戦したシーズンを、岡山は勇敢に戦ってきた。目の前の試合を勝つことだけにフォーカスしてチャレンジを続けてきた日々はチームにとっても選手一人ひとりにとってもかけがえのないもので、結果としてもJ1残留を成し遂げてみせた。シーズン終盤に勝てなくなっても岡山が今シーズンに得たものの価値が損なわれることはなく、最終節も何かを変えるわけではなくやってきたことをやり抜くのみだ。3カ月以上勝利から遠ざかっていてもチームは一つの方向に向いており、松本は自信をもって「ここまで自分たちの攻守にアグレッシブなサッカーを貫いてきたんで、最終節も戦い方は変わらないです」と言う。
 もっとも、チームにとっても大事であり、選手一人ひとりにとっても終わり方は大事だ。ぶつかっている壁を乗り越えられないままこの状況のままでシーズンを終えるのか。乗り越えて来季につなげていくのか。アイスタに乗り込んで戦うアウェイでの最終節は、結果を出すことがとても意味のある試合になる。(文・寺田 弘幸)

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