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J1リーグ 第38節
12/6(土) 14:00 @ ヨドコウ

C大阪
1
1 前半 2
0 後半 1
試合終了
3
横浜FC

Preview 試合プレビュー

託された男たち

2025/12/4 21:40

■C大阪
攻撃的思考で有終の美へ。エースは得点王を狙う

 前節・横浜FM戦の前半アディショナルタイム、一時は同点に追いつくPKを決めた背番号9。今季18点目。4試合連続ゴールで、J1得点ランクトップのレオ・セアラとの差を1に縮めた。個人タイトルがかかる最終節を前に、「チームが勝つことを第一に考えている。そこにプラスして、自分のゴールが勝利につながればいいと思う」(ラファエル・ハットン)と殊勝に話す。もっとも、「ここまで来たからには、最後まであきらめずに得点王を目指す」と色気も見せた。
 新潟へ期限付き移籍で加入した15年以来、10年ぶりのJ1。当時は20歳と若く、公式戦の出場は1試合のみ。新潟でのキャリアは半年間で終わりを告げたが、初めて異国でプレーした時間が彼を変えた。「これから自分はどうなるのか。はい上がっていけるのか。考える時間も長く、メンタリティーが大きく変わった。半年でブラジルに戻ったが、新潟にいく前の自分とはまるで中身が違った」。今後の自身が歩みたいキャリアをしっかり思い描くと、その後は欧州で経験を重ねて実績を残し、成熟した一人のフットボーラーとして日本へ戻ってきた。本職はWGだが、C大阪で任されたポジションは1トップ。FWのスカッドは薄かった今シーズン。彼がフィットしなければ、指揮官が目指したアタッキングフットボールも形になることはなかった。重要な役割を担った最後に、その報酬として大きな勲章をつけてもらいたい。チームとしても、「今年、自分たちが積み重ねてきたことを出して勝ちたい」(田中)最終節。「今シーズン、植え付けたアタッキングのメンタリティー」(アーサー・パパス監督)を存分に発揮し、有終の美を飾りたい。(文・小田 尚史)

■横浜FC
山田が出場停止。期待は若手ボランチコンビ

 約10カ月間にわたる戦いも、いよいよ最終戦。
 横浜FCは、前々節終了時点でクラブ史上4度目のJ2降格が決定。またもJ1自力残留の壁を乗り越えることはできなかった。それでも三浦監督は「感謝を伝え、未来につなげる」をテーマに、残り2試合に向けてチームを鼓舞した。
 ホーム最終戦となった前節・京都戦は、より
「感謝を伝える場」という意味合いを強め、最年長FWの伊藤翔や、苦しい時期もゴールを守り続けてきた市川を先発起用。上位の相手に終始押し込むゲームを展開した。しかし、結果は0-1の敗戦。攻めている中で23分に一度のミスから得点を許し、取り返せない「今季を象徴するゲーム」(伊藤翔)となってしまった。
 迎える今季のラストマッチ。チームの中核を担っていた山田が出場停止となるこの状況で、否が応でも期待が集まるのは、アカデミー出身・小倉と大卒ルーキー・熊倉の、“若手ボランチコンビ”の躍動だ。
 くしくも、今季二人がそろって先発起用されたのは、6月に行われたルヴァンカッププレーオフラウンド第1戦のC大阪戦(1●4)。巡ってきた“リベンジ”の機会を前に、「横浜FCの今後を占うような試合になる」(小倉)、「自分たち若手が先頭に立って戦うのか、そうじゃないのかでクラブの未来も変わってくる」(熊倉)と、若獅子たちは静かに闘志を燃やす。
 ともにボールをさばいてゲームを組み立てるプレーが得意な一方で、守備の強度不足が課題となっていた。日々の練習の成果をこの最終戦で発揮し、未来への一歩となる勝利をつかむことができるか。(文・青木 ひかる)

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