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J1リーグ 第38節
12/6(土) 14:00 @

広島
2
0 前半 0
2 後半 1
試合終了
1
湘南

Preview 試合プレビュー

最高の終幕へ

2025/12/4 21:41

■広島
スキッベ監督ら、去る男たちを胸に刻む90分

 最終節は、4年にわたったスキッベ体制の最後のリーグ戦になる。前節で川崎Fに勝利したあと、チームは3日間のオフをとって4日から最終節に向けた準備をスタートした。ミヒャエル・スキッベ監督のオフをしっかりとって心身をリフレッシュするマネジメントはいつもどおりで、練習メニューもいつもどおりに自分たちにベクトルを向けたものだった。そして、最終節に向けた意気込みもこれまでと同じく穏やかな口調で語った。
「Jリーグとお別れする意味でもいい試合をしたいと思っていますし、いい試合をファンの皆さんと一緒にやりたいと考えています。どんな相手でも自分たちらしさを出していきたい。速いサッカー、前からいくサッカー、アグレッシブなサッカーっていう、サンフレッチェらしいサッカーを最後の最後まで見せていきたいなと思っています」
 スキッベ体制でいつも体現してきたことを、最終節でもしっかりと見せてくれるに違いない。
 二人の外国籍選手も今年をもって広島を去ることが発表されている。マルコス・ジュニオールは別メニュー調整となっており、出場は難しい状況だ。広島では多くのケガに見舞われてきた10番は、「ケガが少なかったらもっといいプレーができていたと思います。悔しさもありますが、自分は全力を出したし、サンフレッチェで過ごした時間はすごくいい経験でした」と振り返っていた。ヴァレール・ジェルマンは今年で現役を退くつもりで最終節を迎えるという。「いまのところはこれでリタイヤしようと思っています。ただ、それは悲しいことではありません。次の自分の人生のチャプターで何が起こるかワクワクしています」。広島を去る者たちをしっかり胸に刻む90分間にしたい。(文・寺田 弘幸)

■湘南
山口監督の最終戦。“これが湘南だ”と示すとき

 あれはまだ、第37節を戦う前のこと。指揮官は「やっぱり『何か残してやろう』っていう思いと、『いまいる選手たちと最後、表現したい』っていう思いと、それを結果につなげたいっていう思いでやっている」と打ち明けた。そしてこうも話した。「本当に残留させられなくて申し訳ない気持ちが強いんですけど、自分が関わった、監督をさせてもらった(約)4年の中で、“それが自分たちだ”っていうところを、もう一回というか、残りの試合でも見せたい」。
 その思いは確かに結実しようとしている。第36節は新潟を相手に5-2で勝利すると、次の清水戦も1-0の完封。いずれの試合も、前へのベクトルを恐れない姿勢、確固たる守備から始まる攻撃を、ゲームを通じて見せてくれた。連勝を飾ったのは、実に序盤戦ぶり。そう、開幕3連勝を含む5戦無敗でリーグを沸かせた、あのときぶりだ。
 もっと早く“あのとき”の調子を取り戻せていれば、とも思うが、そこが何よりも、きっ抗したJ1リーグを戦う難しさなのだろう。いざ残留を逃してからは、茨田が「降格が決まってしまったので、本当に楽しく、サッカーを純粋に楽しみたいなという気持ちで(試合に)挑んでいる」と話せば、鈴木章も「やっぱりプレッシャーもないというか、ちょっと吹っ切れたようなプレーをみんなもしていると思う」と認めた。
 言わずもがな、来秋から始まるJ2リーグには、もしかするとJ1以上の、昇降格のプレッシャーが待つ。それに押しつぶされず、はね返せる湘南であるために、いまはありったけの希望を積み重ねるときだ。最後に“これが湘南だ”と笑って締めくくる試合を、全員でつかみにいきたい。(文・河合 萌花)

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