ついに浦和が“優勝”を果たした。あくまで1stステージの優勝であり、浦和が“目標とするタイトル”を獲得したわけではない。だが、残すべくして残した見事な結果であることは確かだ。
優勝を果たした神戸戦後、ペトロヴィッチ監督は「過去の経験」を強調した。「13年であったり、14年であったり、われわれは非常に苦い経験をしてきた」(ペトロヴィッチ監督)。その悔しさが選手たちの勝利への執念に火を点けたことは間違いないだろう。しかし、それだけで優勝できるのであれば苦労はない。1st第12節のFC東京戦(4○1)後、阿部は当時の首位決戦を完勝した理由を問われると次のように話した。
「ほかの…