可能性を排除するどころか、むしろ助長してしまった。この試合の結果に対する指揮官の采配の責任は重い。状況を把握した上で手を施すべきだった。ハイプレスは今季の鳥栖が志向するスタイル。その実行自体は問題ではない。ただ、ドラガン・ムルジャが鳥栖の左SBの背後のスペースを突くシーンは前半から散見された。林の好セーブもあり、前半を無失点で折り返したが、処置の必要性は明らか。しかし、マッシモ・フィッカデンティ監督はハーフタイムに選手たちによりプレスを強めることを要求した。ただ、それは結果的に穴を広めることになった。
「大宮は蹴れば、…