■鹿島
大岩 剛監督
次の試合に向けた最高の準備をする
「まず今日の試合のコメントの前に、昨日大きな台風で茨城県、千葉県、埼玉県を中心とした、甚大な被害を受けてしまった方たちにお見舞いを申し上げると同時に、いち早く復興して元気な、もとの生活に戻れることを祈っていることを伝えたいと思います。今日の試合は、そういう自然災害がありながらもたくさんのサポーターの皆さんが来てくれて、なんとか勝ち切って次の決勝に進みたかったんですけど、選手は90分間よく戦い続けてくれたと思います。自分たちがやろうとすることをしっかり表現してくれていましたし、選手それぞれが役割をまっとうして、残念ながら決勝には行けませんけども、選手たちが見せた姿勢というものは、われわれはJリーグと天皇杯という2つのタイトルに挑む権利がありますので、そこにフォーカスしながら、次の試合に向けた最高の準備をするということを選手に伝えました」
土居 聖真
勝つ意識が見えなかった
「僕は点を取りにいきたかったですけど、後ろに重くなった。審判に文句を言っても仕方がないのに文句を言ったり、スローインもすぐに寄って始めればいいのに自分たちで時間を使って、それはおかしいと思ったので、ハーフタイムにみんなに言いました。勝つ意識が見えなかった。スコア上は0−0ですけど、ルヴァンカップは2試合でやる大会なので、0−2で負けている」
■川崎F
鬼木 達監督
ミッションをしっかりと選手がクリアしてくれた
「この台風の中、開催できるかどうか分からない中で、鹿島の方がしっかり準備していただいて、こういう形で試合ができたことを本当にうれしく思いますし、本当にありがとうございました。そして多くの方が被害を受けたと思いますので、心を痛めております。川崎からも難しい状況で多くの方が足を運んでくださったこと、本当に感謝していますし、それに対して選手が勝てはしませんでしたけど、次のステージに進むということをしっかりと応えてくれたことにも感謝しています。今日のゲームのほうは、アウェイゴールを取ろうという形でスタートしました。ただ、なかなかチャンスがある中でも決め切れずに難しい状況になりましたけど、また後半、相手が前の選手をプラスしてきたところでパワーも出てきました。そういう中でも自分たちが崩れず、アウェイゴールを奪えませんでしたけど、勝つことはできませんでしたけど、次のステージに進むというミッションをしっかりと選手がクリアしてくれたと思います」
小林 悠
次に進むことがすべてだった
「(決勝進出となったが?)勝ちたかったんですけど、攻めに行った結果の0−0だったので、最初から守りに行こうとは思っていなかった。けっこう自分たちの時間を作れましたし、時間の使い方だったり、時間の進め方もうまくできたと思う。もちろん得点は欲しかったですけど、次に進むことがすべてだったので、それに関してはホッとしています」…