Match 試合速報

AFCアジアカップ 準々決勝
1/23(金) 18:30 @ オーストラリア

日本
1
0 前半 1
1 後半 0
0 延前 0
0 延後 0
4 PK 5
試合終了
1
UAE

Report マッチレポート

柴崎の同点弾で命拾いし120分の死闘も、本田&香川のPK失敗でまさかの8強敗退

2015/1/23 21:27

 2015年アジア杯(オーストラリア)で優勝候補に挙げられているホスト国・オーストラリアや韓国が次々とベスト4入りを果たした。前回王者の日本としても、準々決勝でUAEに敗れ去るわけにはいかない。23日のシドニー、スタジアム・オーストラリアでの大一番では、確実に勝利を手にする必要があった。

 この日の現地は真夏の太陽が照り付けた。陽が落ちて少し涼しくなったものの、20時半の気温は26度、湿度が70%。20日のヨルダン戦(メルボルン)から3日しか経過していない選手たちには非常に過酷な気象条件だが、それを乗り越えるタフさが求められるところ。この日は交代選手も含めて総力戦で挑まなければならなかった。

 ハビエル・アギーレ監督が送り出したスタメンはこれまで3試合と全く同じ。GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)、DF(右から)酒井高徳(シュツットガルト)、吉田麻也(サウザンプトン)、森重真人(FC東京)、長友佑都(インテル)、アンカーに長谷部誠(フランクフルト)、右インサイドハーフ・遠藤保仁(G大阪)、左インサイドハーフ・香川真司(ドルトムント)、右FWに本田、左FWに乾貴士(フランクフルト)、トップに岡崎慎司(マインツ)の[4-3-3]だ。前の試合で顔面負傷した森重は強行先発。30代の遠藤、長谷部の消耗度も気になるところだ。試合展開によっては120分+PK戦もありえるだけに、日本としては合理的な試合運びを見せたかった。対するUAEは[4-2-2]。やはり注目は右MFのオマール・アブドゥルラフマン(10番)とFWのアハマド・ハリル(11番)だ。

 不気味さを漂わせる相手だけに、日本としては早い時間帯の先制点が欲しかったこの試合。開始早々に乾が思い切りのいいシュートを放ち、右CKから岡崎がニアに飛び込むなど、日本の積極性が感じられた。が、やはり疲労は隠せず、全体の動きが悪い。不用意なボールの失い方が多く、相手にスキを与えてしまう。それが如実に表れたのが開始7分のUAEの先制点の場面。右サイドからのフィードにマブフート(7番)が抜け出し、森重のスキを突いた。吉田のカバーリングも遅れ、彼の強烈右足シュートはゴール左隅へ。川島も反応しきれず、日本は今大会初の失点を喫してしまった。

 それでも早い時間帯だけに、まだ時間的余裕は十分にあった。日本はじっくり相手を攻略したかったが、やはり動きが重く、インテンシティーの高い試合運びができない。右サイドをかわした酒井高徳のクロスにファーサイドの乾が抜け出しヘッドを放った18分の決定機もGK正面に飛び、右サイドでボールを奪った本田が中に切れ込んで左足で打ったシュートがサイドネットを強襲した44分のビッグチャンスも決まらない。ここまで3試合は左で崩して右の本田という決めパターンがあったのだが、この日はその形も作れない。前半のうちから前線と最終ラインが間延びし、相手にスペースを与えがちな状況も目立ち、前半の日本は明らかに精彩を欠いた。

 このまま負けるわけにはいかない日本。…

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