規律を乱さず気迫を前面に。1点を守り切った広島が降格圏脱出
非の打ちどころのない美しいカウンターが決まった。70分のフェリペ・シウバのゴールによって広島は勝利をつかみ取ったが、先制点を待つことができた我慢強いゲーム運びと先制点を守り抜く体を張った守備が勝因の大部分を占めている。守り勝ちと形容してもいい勝利だった。
前半の広島はボールをつないでも具体的にアタッキングエリアに入り込めない怖さのない攻撃だった。一方のC大阪は前半だけで杉本が3本のシュートに持ち込むも、ゴール前の迫力やアタッカー陣の連動性に欠けていた。お互いに攻撃のボリュームは乏しかったが…