大黒柱2本を欠いた横浜FC、最後に力尽きる
前節・山口戦と同様にウェリントンをベンチスタートさせた福岡は、仲川を頂点とする[4-3-3]の布陣を敷いた。アンカーのウォン・ドゥジェがレアンドロ・ドミンゲスを抑え、インサイドハーフ二人を横浜FCの両ボランチに当て、両ウイングが上がってきたSBをケアする形で、「中盤を厚くして、固くゲームに入った」(井原監督)。互いに自陣では激しく寄せて相手にチャンスを作らせない、息詰まる拮抗した展開が続いた中で、突破口はやはりセットプレーだった。25分、横浜FCがレアンドロのCKをジョン・チュングンがヘディングで合わせて先制する。
福岡の意識が攻撃に傾く中で、横浜FCはカウンターでレアンドロがフリーになる場面が増え、32分に佐藤のミドルシュートにイバが詰めるビッグチャンスを迎えたが、これはGK杉山が死守。すると直後、予想もしないアクシデントが起こる。…