関根が決勝点。湘南はPKの好機をモノにできず
「相手(の最終ライン)が4枚だったので、ウチはワイドを狙っていこうと思っていた」と岡本が明かすように、湘南が序盤から両サイドを起点に浦和を押し込んでいく。そして7分、左サイドでフリーとなった鈴木冬一がクロスを上げると、これに合わせたのは石原直。今季古巣復帰を果たした男が、20年のJ1ファーストゴールを叩き込んだ。
その後も湘南が主導権を握るが、浦和はわずかなスキを見逃さない。39分、直前のプレーでVARが介入し試合が止まると、「少し全体的に集中力が途切れてしまった」(岡本)湘南に対し、山中が湘南DFの背後へボールを供給。裏を取った汰木のクロスを興梠が押し込んで同点とすると、42分には山中のクロスにレオナルドが頭で合わせる。浦和の2トップがそれぞれワンチャンスをモノにし、スコアをひっくり返して前半を終えた。…