■川崎フロンターレ
昨季最もボールを持てなかった相手に対して、進化を見せるとき
ボールを扱い、保持する技術において、川崎Fがリーグ屈指の力を持つことは誰もが認めるところだろう。毎試合のポゼッション率が相手より高くなるのは常のことだ。ただ、昨季、そんな彼らの支配率がリーグ戦で50%を割った試合が二つだけある。それが、2nd第13節のG大阪戦(5◯3)と2nd第16節の浦和戦(1△1)だ。前者は49%とわずかに半分を下回っただけだが、後者についてはなんと39%。昨季というくくりに限らず、直近の公式戦で最もボールを持てなかった相手、それが今回対戦する浦和である。
自分たちが…
■浦和レッズ
「幸せ」な日程。前向きな浦和が楽しみにしているガチンコ勝負
首位攻防戦。それは緊張や不安を伴うモノだが、武藤が「力の見せどころ」と言ったように浦和の選手たちはいたって前向きだ。ACLでグループステージを突破したという充実感、また、首位攻防戦といえどもまだシーズン序盤という事実がそうさせるのだろう。
だが、最も大きな理由はほかにある。ここまで浦和が対戦してきたのは下位が中心。特に…